アベノミクス

毎度、編集長のモリンホールです。

誰もがアベノミクスの「三本の矢」という言葉を知っていると思いますが、
実はこの「三本の矢」って古くから使われているようです。

日本で古いのは毛利元就の逸話ではないでしょうか?!

ご存知のとおり、「三本矢の訓」の逸話とは、余命いくばくもない毛利元就が、
枕元に長男・隆元、次男・元春、三男・隆景を呼んで、
「一本の矢は簡単に折れるが、三本束ねると折れない」ことを示したという話である。

毛利

でもこれは1500年代前後の話であります。
これより先に実はモンゴルでは「五本の矢の教え」の話がありました。

『元朝秘史』巻一
チンギス・ハーンの遠い祖先にアランゴアという部族長の妻がいて二人の息子がいたが、夫を失った後にも息子三人が生まれた。この五人の息子達は父親が違うことを理由に仲が悪く反目しあっていた。
アランゴア母は五人の息子達を呼び集めて座らせ、それぞれに一本の矢を渡して折らせ、
更に五本に束ねた矢を渡して折るように命じたが、誰も五本の矢を折ることはできなかった。そこで「一人一人ではあの一本の矢のごとくたやすく折られてしまうが、
束にした矢のように共に一つの和を持ってあたれば、誰にもたやすく折られることは無い」と教えた。
 
このアランゴアの五人の息子達は母の遺訓を守り、それぞれ一族の長となり、子孫を増やして繁栄し、やがてこの一族の中からテムジンが生まれ、チンギス・ハーンになったという話です。
 
shejian

ちなみに、内モンゴルでは男の三大ゲームと言われている
「ブフ、競馬、弓射」の一つである弓射では、
走る馬上から3本の杭の上の3つの玉を3本の矢で射りますが今は実際1本です。

安倍総理の三本の矢、何本が的中するか これからも注目です。

アベノミクスの真実
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