皆様、お世話になります。寄稿者のひで(中国通からモンゴル好きになった)です。

先月(3月)の三連休にあたる20日(日)、大阪の国立民族学博物館で開催されている日本・モンゴル外交関係樹立50周年記念特別展「邂逅する写真たち――モンゴルの100年前と今」にお邪魔してきましたので、簡単ではありますがレポートします。

20日朝、羽田発JAL伊丹行きに搭乗し、一路伊丹空港へ。
伊丹空港からは大阪モノレールで乗り、そのまま乗り換え無しで最寄駅の万博記念公園駅で降ります。
場所柄、のぞみより飛行機の方がアクセスは便利です。
万博記念公園は当時「桜祭り」の最中であり、多くの花見客でも賑わっていました。

伊丹空港からは大阪モノレールで乗り、そのまま乗り換え無しで最寄駅の万博記念公園駅で降ります。
場所柄、のぞみより飛行機の方がアクセスは便利です。

万博記念公園は当時「桜祭り」の最中であり、多くの花見客でも賑わっていました。

万博記念公園駅より徒歩15分程度で、目的地の国立民族学博物館に到着します。

私がお邪魔した3月20日はまだ大阪府は蔓延等重点措置期間中であり、事前予約制でした(前日までに入館予約を行い本館で予約確認の受付を済ませる必要がある)。

私がお邪魔した3月20日はまだ大阪府は蔓延等重点措置期間中であり、事前予約制でした(前日までに入館予約を行い本館で予約確認の受付を済ませる必要がある)。
4月1日以降は自由に入館できるようです。詳細は国立民族学博物館WEB(https://www.minpaku.ac.jp/news/id-32729)でご確認ください。
さて、いよいよ特別展に入場します。

会場は本館ではなく、企画展が行われる「特別展示館」です。ご注意ください。

会場は本館ではなく、企画展が行われる「特別展示館」です。ご注意ください。
玄関よりロビーに入ると、毎度おなじみの主催者や要人による謝辞が並んでいます。

さっと見ると、駐日モンゴル国大使のダンバダルジャー・バッチジャルガル氏の謝辞あり。

展示自体は二部構成になっていますが、まずは第一部「時を超えて邂逅する都市―ウルガとウランバートル」を観覧しましょう。
だがその前に床下を見てください。

左に行くと「ボクドハーンの聖なる都ウルガ」、右に行くと「グローバル都市、ウランバートルの素顔」と第一部さらに二部構成になっています。
詳細な展示内容は実際に現地で見て欲しいので敢えて書きません。
が、博物館の「回し者」ではない、独立したレポートなので正直に書くと、在日モンゴル人の方や、モンゴルに深くかかわっている人は「グローバル都市、ウランバートルの素顔」は時間に余裕が無ければ飛ばしてもいいと思います。
その代わり、「ボクドハーンの聖なる都ウルガ」は絶対に見てください。

最後のハーンであるボクドハーンとその妃に関する展示、ハーン政権の閣僚についての展示、事実上の国教であるラマ教についての展示、そして本邦初公開の当時のスパイが撮影したロシア人や中国人商人など写真の展示や、ウルガの歴史展示を考古学的視点からも含めてかなり詳細に展示され展示ており、入館料や交通費に見合うだけの内容です。
そして、二階へ向かう階段を上ると第二部「変貌する草原」に向かいます。2階に上がるので、もしかすると順路を間違えて見逃してしまう可能性もありそうなエリアです。

だがここも絶対に見て欲しい。中国やロシア以外の、西欧や北米、そして日本が「モンゴル世界」とどのような形でかかわってきたかの展示です。ここも入館料や交通費に見合うだけの内容ですよ。
最後に、現代モンゴルのヒップホップPV展示があります。


現在モンゴルの音楽シーンでは、ロックより寧ろヒップホップのほうが盛んなのですが、理由として、
○モンゴル語は子音が多いからヒップホップに向いている。
○モンゴルの伝統的音楽(ホーミー等)はヒップホップとも共通点が多い。
がありますが、私も頷けます。(個人的にはさらにKポップの影響もあると思いますがね)
5月31日まで開催されています。モンゴルに今すぐ行けなくても、大阪なら行けると思います。モンゴル好きな人はゴールデンウイークなどを利用して、必ず訪れてみてください。
入場料は一般880円(600円)、大学生450円(250円)、高校生以下無料です。
特別展WEBサイト
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/23187
寄稿者:ひで
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