こんにちは、「モンゴル情報クローズアップ」寄稿者のひでです。

先週、ロシアのウクライナ侵略でブリヤート人ロシア兵がウクライナの捕虜になったニュースをお伝えしたと思います。

○ウクライナで捕虜になったブリヤート人ロシア兵

その後、ブリヤート人ロシア兵の母親たちが戦地に赴いている息子の状況を案じ、反戦運動を行っているニュースが入っています。

ロシアの独立系英語ニュースウェブサイト「The Siberian Times」3月2日付けインスタグラム動画より無題3
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ブリヤートの母親がウラン・ウデの中心部で戦争に抗議している。彼女の息子はウクライナで捕らえられ、オンラインで共有されたビデオで彼を認識しました。 「彼がそこに送られるという言葉はありませんでした。もし私が彼に軍を辞めることを強制することを知っていれば。。。」
Flag_of_Ulan-Ude_(Buryatia)
ウラン・ウデ市旗

記事に登場するウラン・ウデとはブリヤート共和国の首都で人口は44万人。シベリア抑留では多くの日本兵がウラン・ウデ市にも連行され、墓地もあります。
なお、山形市と留萌市と姉妹都市提携しています。

そして、ブリヤート人(モンゴル系)の戦死者の発表がブリヤート共和国当局よりありましたので掲載します。(但し、ロシア版『大本営発表』であることを付け加えておきます。露宇戦争における正確な損失規模は未だ不明である前提でいてください。。)

ラトビアに拠点を置く独立系メディア「Meduza」3月5日付け記事より引用。
「ブリヤート共和国とクラスノヤルスク地方の当局は、ウクライナでのロシア軍の死者について発表した」
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ブリヤート政府は、ウクライナでの戦争中に亡くなった、この地域の先住民(寄稿者注:ブリヤート人)である8人の軍人を報告しました。地方当局の報道機関の声明によると、さらに40人が負傷した。

「ブリヤート共和国は、戦闘任務を遂行する過程で勇気と勇気を示した私たちの同胞の偉業を覚えています。彼らは自分たちのために難しい道を選び、任務の中で死んだ。家族や友人に心からお悔やみを申し上げます。ブリヤート共和国のすべてがあなたの悲しみを分かち合います」

と地域の責任者、アレクセイ・ツィデノフは述べました。

兵の冥福を祈る。そして戦争の一日も早い収束を祈る。

寄稿者:ひで

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