モンゴル 紙幣

【モンゴルで、海外プリペイドカードがめちゃくちゃ便利だった件1/3】

海外を旅したことがある方なら、わかるだろう。

現地通貨を手にいれるために、ときどき銀行やホテルで、面倒な両替をしなければならない事を。


そして、モンゴルを旅したことがある方なら、わかるだろう。

あっという間に、お札で財布がパンパンになってしまう事を。

お札が9種類もあるのに、肖像画がスフバートルとチンギスハーンのお二方しかおらず、ちょいちょい5,000トゥグリクと20,000トゥグリクを間違えそうになる事を。


日本円でも、現金管理がずさんだと、適当に高額紙幣で支払って、財布が釣り銭でパンパンになる。

モンゴルでも、うっかりすると小額紙幣で財布がパンパンになり、面倒くさいので高額紙幣払いになって、ますます財布がパンパンになるという悪循環が起きる。

すると、あまり本意ではないラマ寺への寄付が増えたりする。


この夏のモンゴルへの旅で、わたしは現金管理にマネークリップの考え方を取りいれてみた。

お札の額面ごとに、桁数でまとめるのだ。

10、20、50トゥグリクはまとめて、50トゥグリクのお札でクリップする。

同じように、100と500でひとまとめ。

1,000と5,000でひとまとめ。

10,000と20,000でひとまとめ。

そして、緊急時用に米ドルを10ドル×10枚で100ドル。

これで現金のわずらわしさが大きく減ったうえ、以前は札束に翻弄されていた自分が、いまいくらくらい現金を持っているのかをスッキリと自覚できるようになった。


さらに言えば、いままでは日本円を持っていって現地で両替するというスタイルだったが、今回は根本的に変えた。

日本円は、出発前に成田空港で使い切れなかった160円ほどをクリアポケットに入れてしまったきりだった。


そして、こうしたやり方の原動力は、日本を出立する前日に知った、海外プリペイドカードの活用だった。

モンゴル旅行体験談
寄稿 大道 卓矢 


モンゴル時代の「知」の東西 上
宮 紀子
名古屋大学出版会
2018-03-09

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