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毎度、編集長のタケシです。
島村一平さん編集の「大学生が見た素顔のモンゴル」の献本が届きました!!心より感謝です。

たいへん恐縮です。というのは島村一平さんは文化人類学者で、モンゴル研究学者でもあります。長年モンゴルのシャーマニズムを研究し、それに関する論文などもたくさん出されいる方です。

シャーマニズムという名の感染病――グローバル化が進むモンゴルで起きている異変から
島村一平 / 文化人類学


シャーマニズムに興味ある方にはぜひ読んで欲しい一冊は↓↓↓これです。
増殖するシャーマン―モンゴル・ブリヤートのシャーマニズムとエスニシティ [単行本]

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では、本題に入ります。

「大学生が見た素顔のモンゴル」はリアルに日本人大学生がモンゴルに留学してそこで見た、経験した、感じたことを書いたものになっています。正式にはモンゴルの文化や社会を勉強した学生たちの卒業論文でもあるそうです。

羊の毛色を見分けたり、馬を自由に乗りこなしたりできるようになって帰ってきたなどの話、面白さ満点です。内容もそうなんですが、卒論を書籍にするって発想はいいですね。逆に、モンゴルの大学でも導入して欲しい。

大学生が見た素顔のモンゴル [単行本] 

目次
はじめに                        島村一平
第1部 素顔の遊牧民
第1章 モンゴル遊牧民の子育て             平野あんず
第2章 タイガと草原に生きる遊牧民
     −フブスグル県のダルハド遊牧民との生活体験から    西口佳那
第3章 モンゴル遊牧民の馬の個体認識をめぐって
     −毛色を中心に                  吉村友里

第2部 街の素顔
第1章 モンゴル人のヘルール(口喧嘩)の技法      安藤晴美
第2章 幽霊譚から読み解く現代モンゴル社会       北田昂大
 第3章 モンゴルの学校には「いじめ」がない?      柴田友登

第3部 「伝統文化」の相貌
第1章「伝統」という概念のゆらぎ
     −モンゴル舞踊をめぐる「伝統」観の世代間格差      今井冴香
第2章 演じ分けられた民族音楽
     ―モンゴル国における2種類のカザフ民族音楽の創造    八木風輝

第4部 日本とモンゴルの接点をみつめる
第1章 比較してみた日本とモンゴルの歴史教科書
―元寇・ノモンハン事件・第二次世界大戦        樗木佳奈
第2章 柔道・レスリングは、モンゴル相撲の一部なのか?
−ウランバートルのモンゴル相撲道場の事例から       平山開士

あとがき                         島村一平







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