ご無沙汰しています。やしまです。やしまは実は新潟生まれ育ちです。

つい先ほど、新潟県知事の 泉田知事がモンゴルを訪問され、アルタンホヤグ(Алтанхуяг)首相とも会談を行ったそうです。

(新潟日報)泉田知事、モンゴルの首相と面会  2014/08/08 22:18
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20140808128137.html

(新潟日報)泉田知事、フブスグル県と覚書 来夏、子ども達を相互訪問  2014/08/09 20:22
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20140809128273.html

(日本経済新聞)横田めぐみさん帰国へ協力要請 モンゴル首相に新潟知事 2014/8/12 21:33
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12026_S4A810C1CR8000/

泉田知事のTwitterでも訪問の様子が確認できます。写真もここでチェックできます。



特に、アルタンホヤグ首相との会談では「1977年に新潟市内で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(失踪当時13)の帰国実現に向け、協力を要請したと明らかにした」「『拉致問題解決のために可能なことは全てやる』と日本側を全面的に支援する意向を示した。」とのことです。

北朝鮮拉致問題が焦点になっているそうです。

実は、いまの在日本モンゴル大使であるソドブジャムツ・フレルバータル(Хүрэлбаатар)閣下は、北朝鮮に駐箚したことがある人でもあります。

安倍首相の方も拉致問題に関して全力で解決に当たっています。「政府は、北朝鮮が拉致被害者らを調査する「特別調査委員会」を発足させ、調査を始めることを受けて、きのう、日本が独自に行っている制裁措置の一部解除を決めました。」とのことです。

時論公論 「拉致再調査 問題解決への道筋は」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/192358.html


これまで新潟県は、シンガポール市内に新潟県産品をPRするコーナーを開設ベトナムからの国際交流員を任用など海外展開を積極的に行っている自治体かと思われます。

やしまは転勤で富山県に住んでいたことがあり、平成広徳塾という勉強会にも参加したことがあるので、富山県の石井知事にもモンゴル進出も頑張って欲しいところであります。

かつて北陸銀行の頭取の講演会を聞きにいったとき、以下の「逆さ地図」を見せてもらったことがあります。こういった逆の視点から見ると、日本がアジア外交をどうとるべきなのか、ヒントが得られそうな気がしますね。

031205_0301
出典:海洋政策研究財団ホームページより

いま、少子高齢化が進む日本で、地方自治体が海外に活路を見いだすことは自然な流れかと思われます。

中国・韓国とは現在の政治トップの関係から、難しいところが多々あるかと思われます。他のアジア諸国に目を向けた場合、どこがいいか?となると、未開拓な新興国となると、モンゴル、ラオス、ミャンマー、カンボジアでないかと思われます。

タイ、マレーシア、シンガポールなどはインフラも整備されて在留法人もたくさんいますが、「まさに本当にこれから開拓」ゾーンとなると、モンゴル、ラオス、ミャンマーあたりになるのではないでしょうか。いま、カンボジアもイオンモールが出来たというぐらいです

新潟・モンゴルの経済進出の事例としては新潟クボタによる新潟米の輸出事業があります。コストを安くするため「コシヒカリなど県産米を玄米の状態で輸出、モンゴルで精米し、鮮度の高い状態で販売する」とのことです。ブランド名はSun Riceといいます。

新潟クボタ、モンゴルに県産米輸出 今秋からコシヒカリなど 
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO55566200Y3A520C1L21000/

このこしひかりは1kg・8,000トルグルク(約440円)、こしいぶきで1kg・6500トルグルク(375円
)と、現地モンゴル人からすると「高い!」といわれ、やや売り上げで苦戦しているようです。

以下はあくまで参考の米の価格ポジショニングマップです。

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しかし、新潟育ちのやしまとしては この米は本当にありがたいです。高くても、これだけの味の米は食べたい!と思えるものです。事実、中国米を食べるとやしまもちょっと気分が悪くなるのです・・・これはなぜかは分かりませんが、中国米を白米で食べていると胃が拒否反応を示します。失礼な話ですが、これは事実です。

そもそもモンゴル人にとって米は主食ではありません。モンゴル人にとっての米は、肉の付属についてくるブロッコリーとかの野菜 と同じ扱いです。しかし、最近の若い人では意識がやや変わってきています。これからモンゴル人全体の食生活も変わっていく中で、日本食の健康性をどう意識付けしていくかが課題かと思われます。

他にも、モンゴルで頑張っている新潟企業、新潟県人がいます(やしま含め)。

ちなみに、ですが、以下は昨年、2013年5月10日と5月14日の新潟日報です。

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やしまがモンゴル行く前に父親から日報でモンゴルの特集があるぞ、と言われ持ってきたものであります。これ、モンゴル人に見せるとかなり喜ばれます。もう一年前以上の記事ですが。

あと、モンゴル人が滅茶苦茶食いつくのは車の広告記事です(笑)車検がいくらだ?とか細かい点を突いてきます(笑)

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地方自治体や日本企業がアジアの新興国へ進出する際に、 ラオスやミャンマーがあるのになぜモンゴル?というテーマについて、時間があれば書きたいと思います。 
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