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タグ:漫画



毎度、編集長のタケシです。
私自身、普段から漫画を読んだり、アニメを見たりしないから知らなかったのですが、今放送している「アンゴルモア元寇合戦記」にモンゴルの話が出ていると聞いて調べてみました。

タイトルに元寇と書いてあるから、一瞬でモンゴル襲来の話だと分かりました。

元寇(げんこう)とは、日本の鎌倉時代中期に、当時中国大陸を支配していたモンゴル帝国(大元ウルス)およびその属国である高麗王国によって2度にわたり行われた対日本侵攻の呼称である。1度目を文永の役(ぶんえいのえき・1274年)、2度目を弘安の役(こうあんのえき・1281年)という。蒙古襲来とも。
wikipediaより

元との戦いの最前線は、今でいう福岡の博多当たりです。


なお、文永の役の後、日蓮が当時の伝聞を下記のように書き留めています。
「元軍は対馬に上陸後、日本側の武士に勝ち、一般人を蹂躙した。
男は殺戮、あるいは捕虜とし、女は手のひらに穴を開けて鎖で船の壁に繋いだ」

個人的には、原作の漫画も読んでみたいです。




馬頭琴の演奏

アンゴルモア元寇合戦記、もう一つの見ところは4話に、馬頭琴を奏でるシーンがあります。もちろん馬頭琴の美しいメロディーが流れます。



演奏は知り合いのセーンジャーさんだったのです。オリジナル曲なのか、それともモンゴル民謡なのか、見る時にそのへんも注目して欲しい。

テレビで見れなかった方は、アマゾンビデオでも見れるようになっています。


おすすめご参考記事

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https://rekijin.com/?p=21559

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毎度、編集長のタケシです。
先月15日に発行後、チンギスハン侮辱問題で大炎上した月刊『コロコロコミック』、本日発売の当誌では、編集部から読者へのお詫びのコメントが掲載されている事を確認しました。

チンギス・ハーン冒涜にはなぜモンゴル民族は激怒するのか?

コロコロコミック大炎上、在日モンゴル人による講義デモ

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なお、一連の騒動に関しては、当サイトを読んでたら分かるかと思いますが、編集部からの詫びのコメント掲載は、在日モンゴル人による騒動収束の条件の一つでもあります。なので得に驚くことはありません。

コロコロコミックのチンギス・ハン侮辱問題で出版社と作者が行うべきこと

近年、わざとこのような騒動を起こし、商品の知名度や売り上げを高めるという炎上商法を行っている企業は少なからずあります。消費者も、経営者も、今一度本来の企業のあり方をもう一度考えるべきではないでしょうか。

モンゴル時代の「知」の東西 上
宮 紀子
名古屋大学出版会
2018-03-09



先週からSNSで大炎上されている、例の小学館発行の『コロコロコミック』3月号に対して、本日は在日モンゴル人(モンゴル国及び内モンゴル)100人くらい、小学館本社前で抗議のデモを起こしました。

デモ参加者は「小学館謝罪しろ」「侮辱は許さん」と訴え、謝罪と出版物の回収を求めました。

そして、デモの代表が小学館に抗議の文書を渡す予定でしたが、受付してくれなかったとのことです。

今回のデモは小学館が23日にモンゴル大使館に渡した謝罪文の内容が、あまりに敬意を感じなかったと在日モンゴル人の怒りを買ったようです。



昨日から在日モンゴル人が総動員してジュンク堂書店、紀伊国屋書店など主要書店で販売停止(3月号)を求めたところ、ほとんどの業者さんが理解を示し、販売を取りやめたようです。

なお、小学館宛ての抗議文を受け取らなかった事に関して、デモ参加者の代表はFacebook で「われわれは来週満足な回答をもらえない場合、世界各国のモンゴル同胞に呼びかけて世界規模の抗議活動を行い、小学館の卑劣な行為を全世界に訴えていく。もちろん法的手段も辞さたい所存である。」と発表しています。

チンギス・ハーン冒涜にはなぜモンゴル民族は激怒するのか?

コロコロコミックのチンギス・ハン侮辱問題で出版社と作者が行うべきこと

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チンギス・ハーン冒涜にはなぜモンゴル民族は激怒するのか


      周知の通り、チンギス・ハーンは13世紀初めにユーラシア大陸を席巻した大モンゴル国を創建し、モンゴル民族の名を世界に轟かせた人物である。しかし、チンギス・ハーンは単なる歴史人物ではない。モンゴル民族の人々に祖先として崇められ、チンギス・ハーン信仰として人々の心に生きつづけているからである。

    各種書物にチンギス・ハーンは「モンゴル民族の英雄」として書かれる場合が多いが、モンゴル民族にとってチンギス・ハーンは「英雄」を遥かに超える存在であり、その精神世界を支える神様である。いくつ例を見てみたい。

     モルゴル国では、政府宮殿の前にチンギス・ハーン像があり、大統領就任式など重要な国事はそこで行われ、チンギス・ハーンの前で宣誓する。また毎年7月11日に開催される国家儀礼としての国家大ナータムでは、政府宮殿からチンギス・ハーンのツァガーン・スルデ(九柱白幟旗)を騎兵儀仗隊が中央スタジアムに招き入れ、会場に立てることになっている。大統領はその前で開閉宣言をする。また開会時に国家首脳や大会に参加するすべての力士などが順次にチンギス・ハーン像に祈りを捧げる。2012年にモンゴル国政府はチンギス・ハーン生誕の日を「モンゴルの誇りの日」と制定している。そのようにモルゴル国ではチンギス・ハーンは独立、主権、国民結束の象徴となっているのである。

     一方、内モンゴルの場合、オルドス市エゼンホローに有名なチンギス・ハーン陵があり、モンゴル民族の聖地となっている。そこでは一年の各季節にチンギス・ハーン祭礼が行われ、各地のモンゴル民族の人々が礼拝する。その祭礼は800年以上チンギス・ハーンの聖霊を守り続けてきたダルハッドという集団が執り行うことになっている。これに関して楊海英氏の研究著作が多いのでここで詳述は割愛したい。

      またモンゴル民族の人々はほとんど例外なく自宅にチンギス・ハーン像を大切に掲げて、チンギス・ハーンの末裔であることを再認識し、誇りに思っている。特に内モンゴルなどのモンゴル地域では、たとえモンゴル語が話せなくても自分たちをモンゴル人としてチンギス・ハーンの末裔として誇りに思う人たちも多い。

      以上、モンゴル民族におけるチンギス・ハーンの位置付けを略述してみたが、モンゴル国、内モンゴルなどモンゴル地域において、チンギス・ハーンはモンゴル民族の精神的支柱であり、もっとも大切な信仰なのである。チンギス・ハーンは英雄を超えた、誇り高きモンゴル民族の祖先であり、神様である。

     そんなチンギス・ハーンの肖像に性器が書かれてはチンギス・ハーンへの侮辱として、モンゴル民族、国家への侮辱として、信仰への冒涜としてモンゴル民族の人々が憤慨し、抗議するのは極めて当然であろう。チンギス・ハーン侮辱は到底許されない蛮行である。文明の国日本にあってはならないことである。また子供向けの雑誌でありながら、偉人たちの顔に落書きをさせるコンテストを行うこと自体モラルの上でも教育的視点からも極めて不適切であり、社会的問題となっているイジメの助長にもなりかねないと考えている。日本のモンゴル史とチンギス・ハーン研究は、世界にも誇れる業績を上げている。しかし、今や小学館のような出版社は、金儲けだけに走って、歴史研究と背景を踏み躙っただけでなく、モンゴルの先祖への冒涜を犯し、日本の子供の教育にも邪見を植え付けていることは極めて遺憾である。

       小学館発売の『コロコロコミック』3月号は落書きコンテストとなっているので、これからも聖主チンギス・ハーンの顔にいろいろ落書きがされる可能性がある。われわれは同誌の即時発売停止と回収、そしてモンゴル民族の人々への謝罪を強く求めて、明日月曜日、13時から同社前で抗議活動を行うことを決意した次第である。モンゴル民族の人々だけではなく、われわれの趣旨に賛同される全ての方々のデモ参加を呼びかけたい。


寄稿者

富川 力道(B.Bold)

日本ウェルネススポーツ大学 准教授




 

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