モンゴル情報クローズアップ!

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タグ:外貨準備高

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毎度、編集長のタケシです。
先日、JETRO主催の「モンゴル貿易投資フォーラム」に行って来ました。

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スピーカーには、モンゴル国の新首相ジャルガルトルガ・エルデネバト氏を始め、国家開発庁、外務省 、鉱業・重工業省副大臣などがモンゴルの現状解説や将来性についてのアピールでした。

だが、言っている事がどれも古臭い、納得力がない。 

結論と言うと、今回のフォーラムではあまり「収穫」がありませんでした。

既知の情報ばかりで、相変わらず投資としてください!というものでした。
肝心のチンギス債の返済とか、モンゴル通貨の下落とか、外貨準備高の不足ついに一切説明がなかったです。

例えば、チンギス債は2017〜2018年に償還を迎えるが、その額は約21億ドル、GDP17.5%に相当します。今の成長スピードじゃ返済には無理があるでしょう。
モンゴル通貨の下落に関しては特にいうまでもない。10年前に比べて半額以下です。

最終的には、国際通貨基金(IMF)に助けれるか、中国に食われるか、最後まで注視していきたいです。

遊牧がモンゴル経済を変える日
小長谷 有紀
出版文化社
2002-11


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チンギスハーン国際空港、フライトを降りたらまず出迎えてくれたのは横綱日馬富士。なんか暖かい感じがする。
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空港を出だところ、2年前にはまだこんな建物がなかった。
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80年代の映画に出てくるようにロケーション。w
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ウランバートルのスーパー、ミルクの広告が面白い。
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とにかくサイズがデカい、ザ海外って感じ。

毎度、編集長のタケシです。
8月にモンゴルから戻って来て以来中々ブログの更新ができてない状態です。モンゴルの写真たくさん撮ってはありますが、街並みが見えるようなのはほとんど撮ってなかったです。

モンゴルで商売しているビジネスマンと話すとモンゴルは最近不景気です。物価の上昇が激しいとよく聞きます。私から言わせば最近じゃないでしょう。この5年ずっと不景気です。しかも、さらにやばい状態になるのではと警戒しているくらいです。モンゴルの銀行で預けているお金を一時、中国へ移動しようか悩んでいます。(←これはジョークです。)


モンゴルの経済ニュース、日経新聞でも取り上げています。

出典 日経新聞WEB 2016/8/20

出典 日経新聞WEB 2016/8/26

1USD MNT

上記は、1 USD に対する MNTの10年のグラフです。
見ればわかるようにモンゴル通貨対米ドル、2008年よりも半額の価値しかないです。

そもそも100円でパン一つ買ってたとしてら、今は200円でやっとパン1個買えるくらになったわけです。物価上昇というはこれのことなんでしょうけど、そもそもモンゴルの場合は自分たちでもの作る、自国のブランドというのはカシミヤくらいしかないです。羊の肉も、チーズもたくさんあるけどほとんど輸出してないです。金、銅、石炭はあるものの、それを自国で製品化するまでノウハウがないため、結局安い値段で中国に輸出している状態です。頼ってた中国も、ロシアも不景気だから、モンゴルの経済が悪化するのは別に驚くことではないです。


BD証券(ウランバートル)のニック・クーシュン最高執行責任者(COO)は「中国が域内に持つ影響力を生かして、IMFよりも大規模、かつより良い救済策を申し出る可能性が高い」と話す。

引用元 Newsweek 2016年8月25日
モンゴル、経済危機で通貨急落 米ドルや人民元求める市民が闇市場に殺到
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5709.php

モンゴルの人は感情的に中国人が嫌い。しかし、モンゴル政府は結局中国を選ぶ。2000年以降はこの傾向は変わってないです。中国は無償でアフリカや東南アジアの各国で道路や政府庁舎を作っています。その裏にはなにかの力が働いていると思わない人はないでしょう。

日本には”只より高いものはない”という言葉があります。
染み染みと深いなと改めて感じたところです。

もう少し、モンゴルの外貨準備高、チンギス・ボンドに関する話をするべきだったのですが、今日はとりえず、このへんまでにします。




 

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