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タグ:フフホト

モンゴル語廃止

【写真】内モンゴルでのモンゴル語教育の廃止(停止)を伝えるネットのニュース

 高等教育を受けるとき、母国語以外でなければだめだと言うならば、私は中国語ではなく日本語で受けたかった―。中国の内モンゴル自治区から日本の大学に留学したAさん(仮名)は、留学の理由をこう話した。
 Aさんによると、内モンゴルのモンゴル人は、高校卒業まではモンゴル語で学ぶことができた。しかし、大学に進学するには、予備教育として中国語を1年間学ぶ必要があり、大学卒業まで中国人は4年なのに対して、モンゴル人は5年かかるのだという。
 内モンゴルの小中学校で、モンゴル語の授業が停止(廃止?)されるという。私は、ネットでこのニュースを見つけて、Aさんのことを思い出した。
 Aさんのことは、北(外)モンゴルから日本に来たモンゴル人留学生から聞いた。留学生は、Aさんについて「祖国モンゴルについて、しっかりとした考えを持っていて、とても刺激を受けた」と話した。
 私は、このことを聞いて、Aさんにお会いしようと試みたが、これが結構、難航した。Aさんによると、日本には、中国の公安関係者がいっぱいいるので、政治的な話題は注意が必要であり、場合によっては、中国にいる家族に迷惑がかかる恐れがあるという。ということで、私は、冒頭の話を聞きだすだけでも、少しばかり時間がかかった。
 中国は、さまざまな自由を制限している国である。こんな中国に嫌気が刺して、モンゴル国に政治亡命し、それから日本の大学に留学した内モンゴル出身のモンゴル人と、私は会って話を聞いたことがある。
 しかし、Aさんは「私は、そんなことをしたくない」と言った。「そんなことをしたら、内モンゴルで、モンゴルの伝統文化を伝える人がいなくなってしまうではないですか」。Aさんは、周囲を気にしながら、静かに話した。
 私は、モンゴル人留学生とお付き合いして20年以上になる。私は、仙台に住んでいるが、受験のときに少しばかりお手伝いした経緯から、大学は全国各地に及ぶ。その経験を日本人と話すとき、モンゴルと中国の区別がつかない日本人が多くて、いつもがっかりさせられる。
 これは留学生も同じ。留学生が日本人に向かって「私はモンゴルから来ました」と話すと「それじゃ、中国語を話せますね」と聞かれるという。「いえ、私はモンゴル人なので、中国語はわかりません」と答えると、不思議そうな顔をされた―。こんな体験を持つモンゴル人は結構いる。
 テレビの番組もひどいものだ。例えばNHKで人気を博した「中国鉄道大紀行」。関口知宏というタレントが、フフホトで日本語を勉強しているモンゴル人を訪ねたとき、彼は「ニーハォ」を連発した。別に「センベーノー」(こんにちは)というモンゴル語を知らなくてもいい。日本語の「こんにちは」でいいと思う。相手は日本語を勉強しているという触れ込みなのだから。しかし、そのモンゴル人に向かって「ニーハォ」はないだろうと私は思った。
 これは、ほかの番組でも同じだ。内モンゴルのモンゴル人と会うとき「ニーハォ」を連発する日本人が多すぎるのは、問題だと思う。
 内モンゴルは元来、モンゴル人が暮らしてきた地域だ。中国語を話す漢人は、後からやってきた外国人ではないのか。その外国人が、もともとのモンゴル語を駆逐しようとしている。
 中国人が「モンゴルも中国だ」と言うのは、それこそ中国人の勝手かもしれない。しかし、中国人のそんな傲慢な態度に日本人が迎合することはないと私は考える。

▽森修 もり・しゅう
1950年、仙台市生まれ。元河北新報記者。1998年、山形市で勤務していたとき、たまたま入ったバーでアルバイトしていたモンゴル人の留学生と出会う。以来、モンゴルの魅力に取りつかれ、2005年「モンゴルの日本式高校」、2012年「あんだいつまでも新モンゴル高校と日本」をそれぞれ自費出版。

モンゴルの親族組織と政治祭祀

まいど、編集長のタケシです。
新書「モンゴルの親族組織と政治祭祀」(楊海英 著)のご紹介です。

目次
目次
内容

目次


まえがき

第1章 モンゴルの親族組織に関する記録と研究

  1 モンゴル人の記録と記憶
  2 モンゴルの親族組織に関する人類学的研究
  3 日本のモンゴル研究のなかのオボク解釈
  4 先行研究の総括と本書の目的

第2章 オルドス万戸とオルドス地域

  1 モンゴルのなかのオルドス万戸
  2 オルドス地域の歴史
  3 清朝時代の旗制度とオボクの編成
  4 オルドス・モンゴル人の生活

第3章 オボク・ヤス構造

  1 モンゴル人自身のオボクとヤスに対する認識
  2 ヤスの階層性と象徴性
  3 ヤス・タイ・オボク
  4 ヤス・ウグイ・オボク
  5 ヤスの形成と消失に関する仮説

第4章 チンギス・ハーン祭祀とオボク・ヤス集団

  1 チンギス・ハーンの祭殿「八白宮」
  2 祭祀者ダルハトのオボクとヤス
  3 八白宮の祭祀に貫徹された系統理念

第5 章 オボク集団の祭祀

  1 旗ダルハトのオボクとヤス
  2 「旗ダルハト」が主宰する「白宮」
  3 オボク集団の祭祀
  4 オルドス祭祀の全体的調和性と政治的統合性

第6 章 オボク・ヤス構造とその機能の歴史的変容

  1 遊牧社会における「オボク・ヤス構造」
  2 「八白宮」祭祀の統合機能
  3 ヤスとオボクの現状

あとがき

補記――オルドスとウズベキスタン

引用文献

索引

内容


「ヤスをもつオボクは生き残る、ヤスのないオボクはつぶれる」
12代も先祖を遡ることができた血縁の国モンゴル。だが、清朝支配や文化大革命によりオボク(親族組織)は半壊、ヤスも忘却されつつある。本書はヤスのもつ社会的機能と象徴的意義に注目、モンゴル人の政治原理と社会構造を明らかにした大著。

布マスク及び手洗いのフライヤー

まいど、編集長のタケシです。

毎日、コロナのニュースで本当に疲れてきましたね。
でも、もう少し我慢しましょう。

自分や家族のためにも命を大切にしないとね。
ストレスになるかもしれませんがあまり人の多いところ行ったり、会ったりしない方がよいかと思います。

少なくてわたしはそうしています。
本当に、2月からずっと自主自粛してきました。
飲み会、誕生日会は全部キャンセルしています。



そんな中で、教えてドクタープロジェクト、佐久市・佐久市教育委員会
  • 布マスクの使い方
  • 手の洗い方
イラスト付きで紹介及び無料配布しています。

日本語以外に、英語・中国語・モンゴル語版があります。

手洗い 日本語

モンゴルの子どもだけじゃなくて、大人たちにもぜひ知って欲しいなぁと思って制作者の許可を得て掲載したところです。

イラストなども参考に、とにかく石鹸などを使って20妙以上手洗いを頑張って行きましょう。


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毎度、編集長のタケシです。
日本にも本格的な冬がやってきましたね。お正月ということもあった、最近モンゴル行く人が結構いるようです。そしてよく聞かれるのは冬のモンゴル、どんな服を着ていけばよいのでしょうかと。
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それもそうだよね。ほとんど零度すら行かない東京の人たちにはマイナス30度を超えるモンゴルを想像するには無理でしょう。

今までも冬の服装について紹介したことがありますが、今回は安く暖かくて、さらにお洒落を追求したAmazonだけで完全防寒しようというコンセプトでコーディネートしたいと思っています。

上半身の防寒対策インナー





下半身の防寒対策インナー







上半身の防寒対策アウター






下半身の防寒対策アウター






防寒対策ベスト




防寒対策その他(帽子・手袋・靴・靴下)









本来はワークマンで全て揃えようとコンセプトだったのですが、残念ワークマンはAmazonで出店してないようです。

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毎度、編集長のタケシです。
内モンゴル初の地下鉄フフホトメトロ1号線の工事が完了し、抽選で当たった1000人が乗車し、試験運転を行いました。正式な開通は来年の末の予定です。細かい調整が必要だそうです。

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フフホトメトロ1号線(呼和浩特地铁1号线)、東京でいうと東西線になります。金海工业园区からスタートして、空港まで全長21.97km、19の駅(地下16駅、地上3駅)が設置されています。

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全6車両、最高時速80KM、最大収容人数2062人だそうです。小中学生及び60〜69歳の方はチケット半額、70歳以上の方は無料で乗車できます。
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▲フフホト(呼和浩特)、モンゴル語の意味は青い城、だからブルーがオフィシャルカラーになっています。

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▲なんより、モンゴル文字でフフホトメトロと書いてあるのが嬉しい!

そういえば、北京⇔フフホト間で中国版新幹線が開通したばかりです。所要時間わずか2時間18分!これで北京から中国人のみならず、海外の観光客が増えていくのは間違いないでしょう。



今だに、内モンゴルがどこにあるのか?内モンゴルはモンゴルなのか、中国なのか、別の国なのか知らない日本人がたくさんいてびっくりです。そういう人にはこの本↓↓がおすすめです。

内モンゴルを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
ボルジギン ブレンサイン
明石書店
2015-08-01

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