モンゴル情報クローズアップ!

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タグ:コロコロコミック

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毎度、編集長のタケシです。
先月15日に発行後、チンギスハン侮辱問題で大炎上した月刊『コロコロコミック』、本日発売の当誌では、編集部から読者へのお詫びのコメントが掲載されている事を確認しました。

チンギス・ハーン冒涜にはなぜモンゴル民族は激怒するのか?

コロコロコミック大炎上、在日モンゴル人による講義デモ

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なお、一連の騒動に関しては、当サイトを読んでたら分かるかと思いますが、編集部からの詫びのコメント掲載は、在日モンゴル人による騒動収束の条件の一つでもあります。なので得に驚くことはありません。

コロコロコミックのチンギス・ハン侮辱問題で出版社と作者が行うべきこと

近年、わざとこのような騒動を起こし、商品の知名度や売り上げを高めるという炎上商法を行っている企業は少なからずあります。消費者も、経営者も、今一度本来の企業のあり方をもう一度考えるべきではないでしょうか。

モンゴル時代の「知」の東西 上
宮 紀子
名古屋大学出版会
2018-03-09

2018年3月9日、「やりすぎ!!!イタズラくん」に関して2月26日に小学館前で抗議街宣を行った在日モンゴル人抗議委員会が、抗議を終了する声明文を発表しました。
下記、引用です。

チンギス・ハーン冒涜漫画に対する抗議活動収束 声明文

 周知のとおり、2018年 2月中旬に株式会社小学館発行コロコロコミック3月号「やりすぎ!!!イタズラくん」よりモンゴル民族の信仰対象となっているチンギス・ハーンを侮辱する内容の漫画が発売されました。それに対し、在日モンゴル民族の人々が憤慨し、2月26日、在日モンゴル人抗議委員会名義で同社に抗議文を送ると同時に抗議デモを実行し、当該雑誌の販売停止と全面回収、誠意ある謝罪など9項目の救済措置と書面回答を求めました。

 モンゴル民族にとってチンギス・ハーンは13世紀から続けられている信仰の対象であり、「英雄」を遥かに超える存在であり、民族の精神世界を支える神様であります。モンゴル国では大統領就任式など重要な国事はチンギス・ハーン像前で行われ、内モンゴルでは年4回もチンギス・ハーン祭祀が行われています。

 聖なるチンギス・ハーンの侮辱漫画に対し、当初から駐日本国モンゴル国大使館や元横綱朝青龍が抗議を行い、同社からも謝罪の意を表した経緯があります。しかし、同社は謝罪の意は表したものの、当該漫画雑誌の販売停止など具体的措置を講じませんでした。それに対し、上述の内モンゴル人を中心とする在日モンゴル人は、チンギス・ハーンへを冒涜したうえ、行動を伴わいない小学館の謝罪はまったく誠意が感じられず、心を深く傷つけられたとして強く訴え、抗議デモに踏み切ったのです。その後モンゴル国カイゼン協会、日本モンゴル学会有志らによる抗議文や声明文も公表されました、また紀伊国屋、未来屋、くまざわなど大手書店が次々に同雑誌の販売を自主的に停止し、波紋が広がりました。

 そうした中で、3月6日、小学館はその公式ホームページで、同雑誌の販売停止と返本希望者への返金の旨を発表し、「モンゴル国国民の皆様をはじめチンギス・ハーンを敬愛するすべての方々」に謝罪し、作者吉野あすみ氏の謝罪文も掲載しました。その結果、各メディアにも大きく取り上げられ、世間の注目の高さがうかがえました。

 同7日、抗議委員会は同社の書面による正式回答文(2018年3月6日付)を受け取りました。その書面によれば、 嵜爾お詫びする」旨の謝罪があり、また謝罪文を次号に掲載すること、各書店に対し早期返品を申し出、以後、販売、再印刷や配信はしないこと。J嵒粉望の場合、定価相当を返金することなど、ごく一部を除けば、大筋でわたしたち抗議委員会の要求に応える内容となっていました。つまり、小学館の対応は謝罪だけではなく、具体的救済措置を伴うものであり、また同誌次号での謝罪文の掲載などもお約束いただいており、われわれとしては誠意ある対応であると評価いたしました。したがって、在日モンゴル人抗議委員会は協議の結果、小学館の謝罪等を受け入れるとともに誠意ある態度に敬意を表する旨の通知書を送り、今回のチンギス・ハーン冒涜行為にかかわる抗議活動が収束することを通知しました。

 われわれは、小学館が決して故意に聖なるチンギス・ハーンを侮辱したとは考えておりませんが、チンギス・ハーンがモンゴル民族にとってどのような存在であったのか認識不足だったことは否定できません。しかし、いかなる事情があろうともチンギス・ハーンを貶めて、冒涜することは許されるものではないと考えたのです。在日モンゴル人のどの家にもチンギス・ハーン像が祭られており、在日するわたしたちの子供たちも小学館の出版物を愛読しているだけに子どもたちへの影響が心配されたのも事実です。小学館にはこのようなことが二度と繰り返されないことを願うと同時に今後その理念を大切により多くの素晴らしい作品を世に送ることを期待しております。

 最後に、わたしたちの抗議活動を理解し、応援してくださった各団体、有志の皆々様に心より感謝を申し上げたいと存じます。


平成30年3月9日

在日モンゴル人抗議委員会一同


引用終わり。

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(小学館前で抗議活動をしていた在日モンゴル人たち)

在日モンゴル人抗議委員会は、内モンゴル、モンゴル国それぞれのモンゴル人、モンゴル系民族のブリヤート人ら、国境をこえたすべてのモンゴル人の皆様が集まって声をあげました。

小学館が駐日モンゴル国大使館および公式Webのみでなく、抗議を行ったモンゴル人の皆様にも誠実に対応し、抗議された皆様からも抗議の収束と感謝の発表があったことを、ここにお知らせします。

参照:
【AbemaTV出演】チンギスハン侮辱騒動でモンゴル人はどう思っているか?
モンゴル情報クローズアップ(2018.03.08)
http://mongol.blog.jp/2018/03/08/51973861

青峰佑樹 Twitter
https://twitter.com/ikecas_aomine/status/971163843064864768


↑在日モンゴル人による講義デモの様子

毎度、編集長のタケシです。
コロコロコミック チンギスハン侮辱騒動で、一昨日AbemaTVに出演しました。

生放送だったので緊張してて上手く伝わったか心配。
インタビューでは、先日の小学館前で行われた在日モンゴル人による講義デモに関してはガンドシさんに質問し、私から「チンギスハンはモンゴル人にとってどういう存在なのか?」、「周りのモンゴルの人たちの反応は?」などの質問を聞かれました。

自分がなんと答えかちゃんと書こうと思ったのですが、なぜか頭が真っ白。文字通りに書けないが、大体以下のような感じだったと思います。

チンギスハンは、日本人からすればモンゴルの英雄だけかもしれないが、私たちモンゴル人からすれば英雄だけじゃなくて、英雄以上に神様的にな存在である。日本の天皇陛下のような存在。

日本大好き、日本人大好きなモンゴル人は非常に残念だとがっかりしている。
先進国のはずの日本が、まさかこんなことが起きるとびっくりする人もいる。
神様にいたずら落書きされたと怒りを感じる人も。

どうやら、最後に言った言葉が響いたようで、スタジオからも「すまなかった」と言っていました。


モンゴル時代の「知」の東西 上
宮 紀子
名古屋大学出版会
2018-03-09

2018年3月6日、コロコロコミック3月号(通巻479号)の「やりすぎ!!!イタズラくん」でチンギス・ハーンの肖像画に侮辱的な書き込みを行った内容について、作者の吉野あすみさん自身がコロコロ公式サイトで謝罪。小学館も同日、コロコロコミック3月号の販売中止を発表しました。
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コロコロ公式Webより
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小学館公式Webより
下記、吉野あすみさんの謝罪文の全文引用です。
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作者からみなさまへ

この度は、私の漫画内でモンゴルの英雄チンギス・ハーンに対し大変不適切な描写をしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
チンギス・ハーンを敬愛する全ての方々に謹んでお詫び申し上げます。
モンゴル国の歴史と文化について不見識だったことを深く反省し、今後は様々な国の歴史と文化を深く理解し尊重する表現を心がけていきたいと思います。

吉野あすみ

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引用終わり。

2月15日に販売されたコロコロコミック3月号について、小学館による謝罪が2月23日に行われ、チンギス・ハンの肖像画を用いたイタズラ書きコンテストも2月26日に中止が発表され、3月8日に作者本人の謝罪とコミックの販売中止が決定。また、「やりすぎ!!!イタズラくん」は連載継続が決定しました。

作者の吉野あすみさんと出版社の誠実な回答に、敬意を表します。

一見すると遅い対応であったかのように見えますが、駐日モンゴル国大使館、外務省、朝青龍さん、本ブログに寄稿されたバー・ボルドーさんをはじめとする在日モンゴル人(内モンゴル、モンゴル国、帰化モンゴル人らすべてのモンゴル人)の皆様、さらには日本モンゴル学会有志(会長 二木博史さんら)をはじめとするモンゴル関係者の皆様、マスメディアの報道と、前例のない多方面からの抗議や意見の中での議論と決定と考えれば、1ヶ月かからずに問題が終結したのは早いほうだと思います。

日本国内で若干の議論になったのは、
「少年マンガを政治問題に発展させた必要はなかったのではないか」
「出版社と編集長が謝罪したのだから作者が謝罪する必要はないのではないか」
「謝罪があったのに自主回収まで外国人が要求してくるのは勝手ではないか」
「作家が萎縮してしまい表現の自由が損なわれてしまうのではないか」

といった内容でした。

しかしながら、今回の一連の出来事により、モンゴル人にとってチンギス・ハーンは歴史上の人物にとどまらず、すべてのモンゴル人にとって崇敬と信仰の対象であることを、より多くの日本人にはっきりと示されました。また、今回抗議を行ったいかなるモンゴル人も、小学館や作者に金銭や補償を要求するものでも一切ないことを、日本人はあらためて広く知るべきだと思います。

また、朝青龍さんは日本とモンゴルの友好関係に長年尽力してきた中で今回の出来事を知り、Twitterで相当苛烈な内容を日本語でツイートされましたが、現在はほとんどを削除されています。
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激昂したときの言葉を取り上げ、それが本心・本性であるかのように批判する方もいますが、私はあくまで、モンゴル人としての悲憤と抗議の意思表示であったと理解しております。
※とは言え、モンゴル国が東アジアで一番平和な国で、日本は周辺国と平和ではなく敵ばかりだという内容の挑発を、モンゴル国大統領特使の立場でツイートされたことに対しては、静かに批判させていただきます。

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モンゴル情報クローズアップではこれからも、モンゴルと日本の相互理解と友好を深めていくための様々な情報を、発信していきたいと思います。

今はまず、今回の小学館と「やりすぎ!!!イタズラくん」の作者の吉野あすみさんの誠実な対応が行われ問題が解決したことが、速やかにすべてのモンゴル人の皆様とモンゴル関係者の皆様に周知されることを願い、ここに寄稿します。
「やりすぎ!!!イタズラくん」とコロコロコミックの今後のご活躍も、あわせて祈願いたします。


2018年3月6日
みずばしょう

参照:
コロコロ公式サイト
http://www.corocoro.tv/
2018/03/06アーカイブ
http://archive.is/jO53l

小学館
https://www.shogakukan.co.jp/
2018/03/06アーカイブ
http://archive.is/6rOyr

やりすぎ!!!イタズラくん 1 吉野あすみ
小学館コミック
https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784091422842

朝青龍も激おこぷんぷん丸「先祖バカにするお前ら‼️品格がない日本人‼️」
モンゴル情報クローズアップ(2018/02/22)
http://mongol.blog.jp/2018/02/22/51972733

コロコロコミックのチンギス・ハン侮辱問題で出版社と作者が行うべきこと
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.24)寄稿:みずばしょう
http://mongol.blog.jp/2018/02/24/51972862

チンギス・ハーン冒涜にはなぜモンゴル民族は激怒するのか
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.25)寄稿:バー・ボルドー
http://mongol.blog.jp/2018/02/25/51972993

コロコロコミック大炎上、在日モンゴル人による抗議デモ
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.26)
http://mongol.blog.jp/2018/02/26/51973138

吉野あすみ「やりすぎ!!!イタズラくん」チンギス・ハン侮辱騒動の混乱収拾のために
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.27)寄稿:みずばしょう
http://mongol.blog.jp/2018/02/27/51973160

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2018年2月26日、東京の小学館ビル前で、在日モンゴル人(内モンゴルとモンゴル国)100名前後による抗議街宣伝が行われ、新聞・テレビ・モンゴル国内のニュースでも取り上げられました。
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今年2月15日に発行・発売された「月刊コロコロコミック」No.479 3月号に収録されたマンガ「やりすぎ!!!イタズラくん」(吉野あすみ)に、チンギス・ハンの肖像画に男性の生殖器を描き、更に「モンゴル国の皇帝チンチン」と書いているシーンが、チンギス・ハンを崇敬するすべてのモンゴル人を著しく侮辱するというもので、同誌の自社回収を主に求めるものでした。

抗議街宣に先立ち、23日の時点で小学館は駐日モンゴル大使館に謝罪したものの、内容はあくまで次回から注意するという内容にとどまるものでした。そのため抗議街宣伝では主に、
・雑誌の自主回収
・チンギス・ハンの肖像画への落書きコンテストの中止
・作者の吉野あすみ氏本人の謝罪
(小学館の謝罪文の名義は取締役コミック局担当と編集長のみだった)

が要求されました。
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幸い、デモの終了後、小学館は落描きコンテストの中止を発表しています。

また、大手紀伊国屋書店は全店舗からのコロコロコミック3月号の自主回収を行い、都内のジュンク堂書店をはじめとする書店からも、続々と自主回収が実現しています。
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国内のネットユーザーの間では、小学館はすでにモンゴルに謝罪しているのになぜデモを行ったのかと疑問視する声も多く観られましたが、上の背景を知ればある程度はご納得いただけるのではないでしょうか。

また、抗議街宣を行った主催者の発表では、小学館に抗議文を提出できなかった旨がありましたが、それは単純に、事前の出版社とのアポイントがなかっただけの話ではなかったのかと思います。今はモンゴルの皆様にも、冷静な対応が求められるかと勝手ながら心配しております。
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ともかく一番の問題は、作者である女性マンガ家の吉野あすみ(30)さんが、いまだにtwitterのアカウントに鍵をかけたまま、一切の弁明も謝罪も行っていないことです。

出版社である小学館とコロコロの編集長が謝罪し、
イタズラ描きコンテストの中止も決定し、
大手書店がコロコロの自主回収をすすめ、
それでもなお、
作者の吉野あすみさん本人の謝罪も弁明もなく、
twitterアカウントに鍵をかけたまま逃亡し続けるのであれば、
日本とモンゴルの友好関係を故意に悪化させる「確信犯」と見なされても、擁護のしようがありません。

「国際問題」の「確信犯」が「逃げ続けた」ままでは、
吉野あすみさんの作品の連載継続もコミック化も増刷も、
様々なリスクを背負うことになりかねません。


私は一人の読者として、吉野さんにそうなってほしくないのです。

編集長を通して、
・作者もチンギス・ハンやモンゴルを侮辱したり悲しませたりするのが目的ではなかった。
・編集者との打ち合わせて作品を発表したが、配慮が足りなかったと作者も感じている。
こうした旨を文書で発表すれば、一連の日本とモンゴルの間の「国際問題」は解決します。
連載の打ち切りを行う必要もなく、コミック化においても必要最低限の編集で済むでしょう。


小学館の編集長と吉野あすみさんはよくよく話し合われ、
できるだけ早く方針を決定することをお勧めします。
「イタズラくん」は、産みの親である吉野あすみさんの助けを、きっと待っています。


参照:
コロコロコミック大炎上、在日モンゴル人による抗議デモ
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.26)
http://mongol.blog.jp/2018/02/26/51973138

チンギス・ハーン冒涜にはなぜモンゴル民族は激怒するのか
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.25)
http://mongol.blog.jp/2018/02/25/51972993

コロコロコミックのチンギス・ハン侮辱問題で出版社と作者が行うべきこと
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.24)
http://mongol.blog.jp/2018/02/24/51972862

朝青龍も激おこぷんぷん丸「先祖バカにするお前ら‼️品格がない日本人‼️」
モンゴル情報クローズアップ(2018.02.22)
http://mongol.blog.jp/2018/02/22/51972733

吉野あすみtwitter
https://twitter.com/yoshinoAsumi

在日モンゴル人ら、小学館前で抗議デモ 「漫画で神様侮辱」
産経新聞(2018.02.26)
http://www.sankei.com/affairs/news/180226/afr1802260026-n1.html

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