モンゴル情報クローズアップ!

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カテゴリ: モンゴル・関係

Сайн байна уу. Өнөөдр БНАСАУ(Хойд Солонгос) тухай бичинэ. 

北朝鮮拉致問題を1日でも早く解決してほしいと強く願うのですが、以下、モンゴルと関係しそうな北朝鮮の情報を、紹介したいと思います。はっきり言って構造化・整理があまりできていないのですが、ランダムに情報をちりばめたいと思います。

目次:
1. モンゴル・北朝鮮国交65周年記念の金正日花の展示会
2. 北朝鮮の外交について
3. 北朝鮮の外貨獲得の実態
4. 北朝鮮スパイ活動の乱数放送について
5. 拉致問題に対するモンゴルのスタンスについて
番外. インテリジェンスネタについて

1. モンゴル・北朝鮮国交65周年記念の金正日花の展示会

もう1年以上前の話なのですが、ウランバートルにて、モンゴルと北朝鮮の国交65周年記念のイベントに行ったことがあります。

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↑Үзэсгэлэн
БНАСАУ - МОНГОЛ улсын хооронд дипломат харилцаа үүсч, хөгжсөний 65 жилийн ойд зориулсан БНАСАУ-ын "КИМЖОНИРХУА" цэцгийн үзэсгэлэн
直訳:展示会 北朝鮮-モンゴル国間の外交関係の始まり、発展の65周年 北朝鮮の「金正日花」花の展示会


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↑チマチョゴリを着た、ガチの北朝鮮の女性です。素朴な感じの綺麗な方でした。拙いモンゴル語で一生懸命に説明してのにかなり萌えました。が、監視している北朝鮮のおじさん二人がいたので、私は、日本人とバレるといろいろと危ないと思ったので、モンゴル人のふりをしてかわいいおねーさんの一生懸命な説明を一生懸命に聞いていました(笑)

驚いたことに、この金正日花というのは、Wikipediaによると「日本の静岡県掛川市の園芸研究家で、観光農園加茂花菖蒲園園主の加茂元照が、金正日のために品種改良を行い、誕生させた花」だそうです・・・。実は、北朝鮮の原種ではなくて、日本の花を北朝鮮側が強引に持って行ったというものになります。

Wikipedia: 金正日花
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%97%A5%E8%8A%B1

Wikipedia: (ハングル版)김정일화
https://ko.wikipedia.org/wiki/%EA%B9%80%EC%A0%95%EC%9D%BC%ED%99%94


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↑Кимжонирхуа(金正日花) цэцэг(花)と書かれています。

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↑赤字でЦэцэгийн хаан(花の王様)と書かれています・・・・日本から持ってきた花なんですけどねぇ・・・。

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↑中国とかいろいろなところで、表彰を受けた大変誉れ高い花らしい。日本からパ・・・(ry

この花をモンゴルで見たことは、ないのですが、こういったイベントが堂々と行われているのに、旧社会主義国のКоминтерн(コミンテルン)的なものを感じてしまいます。

2. 北朝鮮の外交について

いまの若いモンゴル人に北朝鮮ってどうだ?って聞くと、「危なそうな国」と言います。
とはいうものの、モンゴルは旧社会主義国だったので、実は国交は韓国よりも北朝鮮の方が長いです。

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↑2013年ぐらいのウランバートルにある北朝鮮大使館。今は改修工事してだいぶ綺麗になっています。

世界で孤立した国と言われる北朝鮮ですが、実は意外にも孤立してないことがわかります。

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↑緑は北朝鮮と国交がある国、灰色は国交がない国、赤は国交を断絶した国、モンゴルはもちろん緑色



Diplomatic_missions_of_DPR_Korea
↑北朝鮮の大使館がある国一覧、もちろんモンゴルはある


3. 北朝鮮の外貨獲得の実態

モンゴルでは、実は北朝鮮労働者が結構いるとのことです。北朝鮮レストランでうまい冷麺と美人な喜び組のパフォーマンス、あと建築現場での作業員などいろいろいるらしいです。

北朝鮮の外貨獲得について、以前NHKがいろいろ情報を特集していたりします。NHK BS1の「国際報道」にて、以下の報道がありました。

北朝鮮 ”統治資金”の実態
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2014/04/0401.html

以前、NHKスペシャルで北朝鮮の宮廷経済に迫った「北朝鮮 権力とカネの謎」が特集されました。そのとき、なんとモンゴル・ウランバートルが取材地に出てきて驚いた記憶があります。

以下は、国際報道2015からの引用です。
さらに、今、北朝鮮は、大量の建設労働者を外国に派遣しています。モンゴルの首都、ウランバートル。極寒の中で働く50人以上の北朝鮮労働者の姿をカメラが捉えました。

「どこから来たのですか?」
男性
「北朝鮮です。」

雇っているモンゴルの建設会社の社長によりますと、労働者たちの技術力は高く、毎月の給与は1人あたり7万円ほどですが、一括して北朝鮮の会社に支払う約束です。

モンゴルの建設会社社長:「彼らはたばこやあめを買う程度の金はもらっているようですが、それ以上の金はもらっていないでしょう。」
 
かつて3年間、北朝鮮に駐在した駐日モンゴル大使は、最近、北朝鮮からの労働者が増えていると言います。
 
モンゴル・ソドブジャムツ・フレルバータル駐日大使(Элчин сайд С.Хүрэлбаатар):「北朝鮮から労働者を受け入れ始めたのは、5年ほど前からです。現在1,700人ぐらいいます。ほとんどが建設分野で働いています。」
建築現場の他に、モンゴルで北朝鮮レストランも経営されているようです。
 
たけっしーさんのブログにて、ウランバートルにある北朝鮮レストランの貴重なレポートがあります。

ドラゴンセンター改装情報、ウランバートルの北朝鮮レストラン
http://takessii.com/?p=4544

モンゴルにある北朝鮮料理屋の場所
http://takessii.com/?p=3551 

あと、北朝鮮プログラマーというのも存在すると聞きました。その前に、無登録で日本国内の顧客の資金をFXで運用して逮捕されたという事件がありました。
FX
↑産経新聞社での記事「北朝鮮、FXで資金洗浄 日本の不正口座操作 大阪府警が摘発」より

実は、モンゴルにいた日本人から、このFXのシステムを作ったのは北朝鮮プログラマーと聞きました。在日北朝鮮人(朝鮮総連系)・暴力団とつながっており、カタギでない金が多く流れているとのこと。在日北朝鮮人と日本人が結婚するなんて話はよくあるんだよ、とのこと。

そして、その日本人は一回だけ、北朝鮮プログラマーとモンゴルで打ち合わせをしたことがあるという話を聞いたことがあります。そのモンゴルで面会した北朝鮮人プログラマーの様子は、「一昔の日本人ぽい」とのこと。まじめで優秀だった、と。まじめにやらないと粛正される(強制収容所など)可能性があるから、そりゃあまじめにやるよね、とのことでした。

2年ぐらい前の話ですが、朝鮮総連の落札の件で、モンゴルのペーパーカンパニーであるAvar Limited Liability Company(アヴァール・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー)という会社が話題になりました。

朝鮮総連本部を落札したモンゴル企業、北朝鮮と関係か?日本と北朝鮮の密約説も
http://biz-journal.jp/2013/10/post_3222.html

朝鮮総連ビル、アバール社の落札許可が宙に浮く 駐日モンゴル大使「政府は無関係」と強調
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/17/avar-company_n_4457386.html

このアバール社が「50億1000万円で落札した。」とあるのですが、50億円もの大金をどこから調達した・しようしたのかは不明すぎてわかんないです。


4. 北朝鮮スパイ活動の乱数放送について

筆者は日本海側の田舎に住んでいた時、英語の勉強をしたくNHKのラジオ英会話をひたすら聞いていました。それではたりず、深夜になってかろうじて聞こえる雑音混じりのFEN(今のAFN、American Forces Network、米軍放送網)を頑張って聞いていました。深夜になると聞こえるというのは、電離層が夜間になると消滅する層が出てより遠くに電波を飛ばす層に反射することがあるため、遠くに電波が届きやすくなるためだとされています(大雑把)。

Ionosphere_02

当時はインターネットが出たばかりの時代で、YouTubeなど大変便利なツールがまだない、ラジオやテレビが主要メディアの時代でした。

英語学習を頑張ってAFNを聞こうとした際、ハングルの怪しい放送が妨害してきます。ラジオを傾けると、ハングルの方が強くなってきます。

そこで聞こえていた放送はなんか不気味な雰囲気があったのですが、それっぽい放送がYou Tubeにアップされていました。乱数放送という、暗号の数字をひたすら読み上げて、日本に活動している北朝鮮の工作員へメッセージを送っていたとのことです。

北朝鮮の乱数暗号放送(AMラジオ)
 


しかし、今やインターネットが普通の時代になり、Wikileaksなんてものがあるぐらいの時代でもあるので、こういった乱数放送はどうも行われていないっぽいです。実態はわかりませんが。

いろいろ知りたい方は、以下のサイトを見るとよいかと思われます。

アジア放送研究会
http://www.abiweb.jp/

掲示板を見ると、2015年の現在でも星星廣播電台という、中国語(台湾?)の放送があるっぽいです。ラジオマニアはすごいですね。

5. 拉致問題に対するモンゴルのスタンスについて

ソドブジャムツ・フレルバータル駐日モンゴル大使インタビュー詳報
http://www.sankei.com/premium/news/140920/prm1409200006-n1.html

在日モンゴル大使館のフレルバータル大使によると、「モンゴルは北朝鮮に大使館があり、日本とも非常に親しい。両国と良い関係を持っている。だから、日本の言うことを北朝鮮に伝達する。北朝鮮の反応は日本に伝達する。問題を解決したい。それをやっていく。われわれの努力だ」と言っています。

横田夫妻がウランバートルで、横田めぐみさんの娘とされているキム・ウンギョンさんと面会したというニュースが2014年3月にありました。

横田夫妻「孫、めぐみに似ていた」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1701M_X10C14A3CC0000/

一歩一歩進んでいるといえるかもしれません。その舞台がモンゴルということもあり、裏でいろいろ動きがあったのだと思います。

ただ、ここから先に関しては、まだ時間がかかりそうなところであります。

番外. インテリジェンスネタについて

ちなみに、モンゴルのインテリジェンス(諜報活動)ネタ、なんですが、モンゴルにはタグノール(Тагнуул)という公安機関があります。モンゴルにいる外国人は、ほとんど監視下に置かれています。数もそんなに多くないので、管理はちゃんとされていると思いますし、重要な機関の電話なんかはまず盗聴されていると思ってもいいです。しかし、そんなの日本でもよく行われているようで、私の知り合いの知り合いの香港人は、日本でホテルに泊まったら盗聴されていて落ち込んだって話を聞いたことがあります。国のためにも、大事な情報は、ちゃんと守るのが重要だと思います。

Тагнуулын еранхий газрын цахим хуудас(モンゴルの公安)
http://www.gia.gov.mn/ 

最近ですと、ITコンサルの世界ではデジタル・フォレンジック市場が活況となっており、サイバーセキュリティーなんかも飯のネタになっています。盗聴したデータを、ビッグデータアナリティクスのツールをつかう(Oracleのデータベースもって、HadoopNeteezaを基盤とする、とか)なんて時代になっているかと思います。 

テキストマイニングという、話した内容をテキスト化して、可視化して分析するってツールを野村総研がやっていますね。たしか、True Tellerというプロダクトです。

・・・だいぶ話が逸れてしまいました。

今、社会主義体制が崩壊したので、モンゴルはエシュロンに加盟しているんじゃないか、って話があります。本当かいな、という感じですが。エシュロンとは、「アメリカ合衆国を中心に構築された軍事目的の通信傍受(シギント)システム」とのことです。

「エシュロンはほとんどの情報を電子情報の形で入手しており、その多くが敵や仮想敵の放つ電波の傍受によって行われている。1分間に300万の通信を傍受できる史上最強の盗聴機関といわれている。電波には軍事無線、固定電話、携帯電話、ファクス、電子メール、データ通信などが含まれており、同盟国にある米軍電波通信基地や大使館・領事館、スパイ衛星、電子偵察機、電子情報収集艦、潜水艦を使って敵性国家や敵性団体から漏れる電波を傍受したり、時には直接通信線を盗聴することで多量の情報を収集していると言われている。」とのことです。

Wikipedia: エシュロン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD%E3%83%B3

写真撮影絶対禁止、なんですが、モンゴルのアメリカ大使館のだと、でっかい球体のアンテナっぽいのがあるのが確認できます。こんな感じのです

ただし、在モンゴルアメリカ大使館の裏にある社会主義時代の大きな青色をしたマンション群があるのですが、そこには国関係の人が住んでいると聞きます。わかりやすいです。


まとめ

外交上、日本と北朝鮮の関係を見た場合、モンゴルは非常に重要な位置付けとなっていると言えます。

とにかく、平和に問題が解決されることを祈っております。その意味で、モンゴル・北朝鮮関係は重要な情報となりますね。あんまり一般に触れる形にすると、早期解決を逃すかもしれないので、政府機関の方々にはしっかりと成果を出して欲しいと、一国民として思います。

xijingpingroad
(2014年8月の習近平訪問時の北京ロードの工事現場)

Сайн байна уу? Ажилаа маш завгүй. やしまです。いま某コンサル会社で働いておりUp or OutでOutな感じなんですが、なんとか生きております。モンゴルから離れてからもう1年近く経ちますが、記事書いてみました。

ちょっと日が経ってしまったのですが、The Diplomatという、本社を東京・恵比寿に置く東アジア太平洋地域の政治・文化・等を報道するオンラインニュースマガジン社の記事でモンゴル記事を発見しました。

それは、"The Trouble With China-Mongolia Relations China and Mongolia are becoming closer politically and economically, but what do their citizens think?"(中国・モンゴル関係の問題 中国とモンゴルは政治・経済面でより近くなっているが、モンゴル国民はどう思っているか?)という記事でした。

記者はアメリカで学ぶ、中国系カナダ人の大学生だそうです。(プロの記者ではない)

ソースが英語のものや中国のものを集めているので、日本人の視点では見られないものがあり、中国人の視点でのモンゴルということで、発見がありました。「モンゴルが中国に属国化するかもしれないという恐れがある(might/seems)」というよりも、「モンゴルが中国に属国化する恐れがある(fear .... will)」と強く表現している点がとても気になりました。

あと、この記事ですがちゃんと現場に入って生の声を聞いた感じはしません。一般市民で反中国の感情はとても強いのは事実ですが、もうちょっと踏み込んで記事を書いて欲しかった感じはしました。

以下、 拙訳です。

 「中国・モンゴル関係の問題」
中国とモンゴルは政治・経済面でより近くなっているが、モンゴル国民はどう思っているか?


先週での、ツァヒャーギーン・エルベグドルジモンゴル国大統領の中国の三日間の訪問の最終日で表明された共同声明にて、中国・モンゴル関係は歴史上「最もよい状態」であると伝えられた。ここ数年で、中国とモンゴルの関係はより親密になっている。昨年、中国はモンゴルとの関係を単なる"戦略的パートナーシップ"から"包括的戦略的パートナーシップ"に引き上げて、安全保障から政治的協力を含める内容としている。

モンゴルが中国に依存していることは自明である。2015年の経済指標データによれば、モンゴルの輸出先の89%が中国であり、また輸入先の26%が中国である。中国経済の失速がモンゴル経済にかなり打撃を与えているため、モンゴル政府は官僚の雇用及び給与カット、郵便エネルギー分野等の国営セクターの売上シェアの見直しを検討しているぐらいである。「中国がくしゃみをすると、モンゴルは風邪をひく」と、独立法人モンゴル金属鉱山研究所のディレクター兼創立者であるデール・チョイ氏(Чойнхорын Эрдэнэдалай)は言っている。

もっとも明白な関係として、昨年モンゴル政府は中国・習近平国家主席の訪問に賛成する形で、ダライ・ラマ14世の訪問を中止した。(共同通信のソースはここ)この動きは、中国政府の圧力の結果であった。

しかし、モンゴルと中国のリーダーおよび実業家は肯定的な歩み寄りをしており、中国とモンゴルは互いに反感を持っておらず、一般的な国民の見方からするとかなり複雑な話となっている。

今年、モンゴルでは民主化25周年を記念したが 、モンゴル国が中国に売られてしまうかもしれない、さらに、モンゴルの独立性を尊重するという中国の宣言が何度もなされているものの、中国がモンゴル国の領土を最終的には引き取るという恐れがある。政治・軍の獲得よりもさらなる領土拡大が考えとしてある場合、中国は経済力を行使してモンゴルを飲み込む。

ブリティッシュ・コロンビア大学の博士候補であるメンデー・ジャルガルサェハン氏によると、モンゴルの反中国感情は、モンゴルがソ連の影響下にあった時の、中ソ対立(Sino-Soviet tensions)時代の間に形成された否定的なスキームから由来するものであるとされている。中国とモンゴルの公式な関係を改善しようとしているものの、モンゴルのブロガー界隈、報道等では反中国感情が流布し続けており、官僚筋の中で反中国感情の残滓を取り除くことに対して積極的でないことが一因としてあげられる。ジャルガルサェハンは、「モンゴルの中国に対する態度は、政治的パワーの不均衡、中国の経済活動への反動、アイデンティティ問題の衝突を原因とした『グローバルな反中感情』の一部である」であると論じている。

ケンブリッジ大学の研究員であるフランク・ビル氏の新刊である『反中:不安、暴力、モンゴル人のアイデンティティの形成(Sinophobia: Anxiety, Violence, and the Making of Mongolian Identity)』によると、「反中感情は、アジアと距離を置き、かつモンゴル人のアジア的要素を拒否するするための本質的な願望をあらわしたものである」と説明している。

現在のウランバートルのでも反中国感情の痕跡を見つけ出すことは難しいことでない。首都圏に中国人を駆逐することを掲げている落書き、毒の入った中国製品が蔓延っているという都市伝説が被害妄想を引き起こしていたり、モンゴル人の血の純血化を維持しづつけ中国人男性と親密になったモンゴル人女性を激しく非難する社会規範を強制する主張がある。
 
Geeというモンゴル人ラッパーは首都圏で人気が出ているが、反中国の中傷やモンゴルの国民のアイデンティティのために立ち上がるための呼びかけを特長としたラップを歌っている。ネオナチグループであるツァガーン・ハス(Цагаан Хас:「白い卍」)やダヤル・モンゴル(汎モンゴル)などは標的を中国人に置いており、今年でも活動を行っている。

「悪名高い」とも言われているGeeの動画↓


 偏見の大部分が年配者のモンゴル国民に集中しており、過激派グループのように日常生活で言及されることはないものの、エルベグドルジ大統領がいう「中国はモンゴル国民のサポートを享受する」という主張は支持されないのは明白である。

中国はモンゴルのスタンスに対してははっきりとした態度を見せていない。「モンゴル人は中国をどう見ているか?」(中国語)、「モンゴル人はなぜ中国を激しく嫌っているか?」(中国語)という質問は中国ブログ界隈で取り上げられており、ネティズンから中国の悪化した関係の批判的な意見が激化している。しかし、相対的にはモンゴルの地理的な吸引力や歴史的な立場は弱いため、中国での反モンゴル感情はほんの一部の地域でしか言われていない。

しかし、確立した必然的な疑いがない、とは言えない。今年の7月に、中国警察は、プロパガンダとみなされるチンギスハーンに関するドキュメンタリーを視聴していたため、内モンゴル自治区で20人の外国人を逮捕したと報じられた。

歴史的に緊張関係に陥っているものの、ハイレベルでの良好化する関係が一般国民にも浸透するには時間がかかる。そして、そこには希望に欠けているということはない。毎年数百人のモンゴル人が中国へ留学に行っており、中国・モンゴルで人的交流が高まっており、若い世代は先人の歴史的なトラップを回避してバランスを保っているように見える。


〜総括〜
実際、モンゴルとの中国関係ですが、他の地域ってどう思っているのか?。ある小売店を継いでいるタメのモンゴル人の隣国関係について聞いてみました。

「あるタメのモンゴル人の意見」
(1)内モンゴル:Ямаа цахар(ヤギ)である:モンゴル人はYesをТэмээ(らくだ)、NoをЯмаа цахар(ヤギ)と表現することがある。内モンゴル人は自分の意見を持っており、その選択をした。
(2)カザフ:бүргэд(鷹)である:獰猛というイメージがある。トゥルク系とイスラムが合わさっている。
(3)ブリヤート:бүргэд(鷹)である:獰猛であり、遊牧民の生活を維持せず、木でできた家に住むようになってしまった人々。
(4)朝鮮(ソロンゴス):бар(虎)である:かつては敬意を払っていたが、しかし、最近のモンゴルでの女性の扱い(カラオケ店など)などが眼に余るところはある
(5)中国:Урт(龍)である:言わずもがな、全くいい感情はない。
(6)台湾:かつて、中華民国時代にモンゴルの独立を認めなかった背景があるため、いい感情は持っていない。
(7)日本:よくわからん、ファンタジーワールド(Hobbits)。(昔はハルハ川戦争があり反日感情はあった)


筆者は実際、 昨年の8月の習近平の訪問について、一般モンゴル人の意見を聞いたのですが、あんまり否定的な見方をしている人が意外に少ない気がして、ちょっと驚きました。反中国の動きはそんなになかったです。むしろ、いい土産を持ってきてくれた(人民元スワップなど)ということで、肯定的でした。

筆者がいた2014年末時点ではモンゴルの景気は本当に悪かったと記憶しています。実際私はそのときモンゴルで一件一件マイナス30度の中、飛び込み営業をしていたのですが、モンゴルの大手資源会社などなど行ってみるとその様子の閑散としているのに、ちょっと違和感を感じました。なんか、みなさんとても暇そうなんです。そして、それらの会社も給料が数ヶ月間支払われてないという話しを実際に働いている人から聞きました。

そして、1年経って2015年なのですが、いまでも景気が悪いという話は聞きます。今年は、大気汚染が去年よりはひどいとのことです。なぜか?ゲル地区で古タイヤを燃やすのが増えているとのことです。古タイヤを燃やすのが増えるほど、生活が苦しくなっているとのことです。

このような苦しい中で、モンゴル経済がどう立ち直るか?いまですと、景気悪化に伴い韓国への出稼ぎが増えているとのことです

やはり、苦しいのは一般的な庶民層ということになります。旧社会主義国の中では、ソ連崩壊後の急速な資本主義化に苦しんでいるのはまだ続いているかと思われます。

反中国感情は、実はモンゴルだけでなく中華人民共和国の内モンゴル自治区でも見ました。中国で携帯電話を使いので、China Mobileなりプリペイドでもなんでもいいので使えないか?とエレンホトのうちモンゴル人のおじさんに聞いたら、"Хужааны гар утсыг авч чадахгүй. Хэцүү байна."と言って、驚きました。Хужаа(ホジャー)という単語です。ホジャーとは・・・・いい意味でない中国を表すモンゴル語です。彼らの根底にある感情がわかった気がしました。

外交的には第三国である日本との関係を良くするか?中国とリスクと向き合いながら関係を築いているか?いま、モンゴルは来年の選挙で忙しくなると思われますが、タイミングで決断が迫られていると思います。

ブログネタ
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ターナル・サェン・バェチカノー?(みなさん、こんにちは!)

田中英和です。

 

前回記事の最後で「『スーホの白い馬』日本人創作説がある」というお話をしました。

今回は、その内容についてご紹介します(はじめにお断りしておきますが、真実のほどは定かではありません)。

 

 

まず、一般的に『スーホの白い馬』は内モンゴルの物語と言われていますが、その理由は「スーホ」という名前にあると思います。

というのも、「スフ(「スヘ」と表記することも)」という名前のモンゴル人が実在し、それを中国語で発音すると、日本人には「スーホ」とも「スーフ」とも聞こえる発音になります。

題名に『スーホの白い馬』『スーフの白い馬』という2つのパターンがあるのはそのためです。

 

という訳で

「『スーホの白い馬』は内モンゴルで作られ、中国語に訳された後に日本に伝わった」という見方になるのだと思います。

 

ですが、

 

「モンゴルといえば馬

   ↓

 馬は英語でホース

   ↓

 ホースを逆から読んでスーホ」(笑)

 

と作者の大塚勇三氏が語ったとか語らなかったとか。。。

 

ということで「スーホという名前は偶然で、また内モンゴルのモンゴル人の間でもこの物語が知られていない」というのが、最近聞いた「『スーホの白い馬』日本人創作説」です(笑)

 

ふざけんな!!!

 

と思われた方もいらっしゃるかもしれません(笑)

 

ただ、留学時代からずっと不思議に感じていたことがあります。

それは「『スーホの白い馬』を知っているモンゴル人が皆無」ということです。モリンホールをやっている人は知っていて当然(同名のモリンホール創作曲があるので)としても、それ以外のモンゴル人で「知っている」という人に会ったことがないんです。

 

なので、私はこの日本人創作説を聞いたときに、結構すんなり納得してしまいました。

 

 

ですが、この日本人創作説はやはり誤りで、内モンゴル生まれの物語であることが、731日に発売されたばかりの『内モンゴルを知るための60章』という本に書いてありました。

 

 

ただ『スーホの白い馬』という物語はそれ自体が悲しいだけでなく、物語が生まれた理由も、非常に悲しいものでした。

「それ故にモンゴル人たちに受け入れられることがなく、知る人がほとんどいないのだろう」ということです。

 

詳細については、ぜひ本をお手にとってご自身でご覧下さい。

内モンゴルという、日本人にとって非常に理解しづらい地域について、様々な角度から詳細に語られている本です。

 

内モンゴルを知るための60

http://www.akashi.co.jp/book/b208189.html

 

 

●モンゴル語(たて文字)の基礎を、独自に開発したオリジナル教材で無理なく学ぶことができます。

●「日本人ならでは」という視点で、中国語をめっちゃわかりやすく解説しています。http://u777u.info/mTUA

 また、ブログでも情報を発信しています。http://yeheamtatai.blog.fc2.com/

●レッスンに興味のある方はご連絡下さい!yeheamtatai@gmail.com

 

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