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カテゴリ: モンゴル・関係

xijingpingroad
(2014年8月の習近平訪問時の北京ロードの工事現場)

Сайн байна уу? Ажилаа маш завгүй. やしまです。いま某コンサル会社で働いておりUp or OutでOutな感じなんですが、なんとか生きております。モンゴルから離れてからもう1年近く経ちますが、記事書いてみました。

ちょっと日が経ってしまったのですが、The Diplomatという、本社を東京・恵比寿に置く東アジア太平洋地域の政治・文化・等を報道するオンラインニュースマガジン社の記事でモンゴル記事を発見しました。

それは、"The Trouble With China-Mongolia Relations China and Mongolia are becoming closer politically and economically, but what do their citizens think?"(中国・モンゴル関係の問題 中国とモンゴルは政治・経済面でより近くなっているが、モンゴル国民はどう思っているか?)という記事でした。

記者はアメリカで学ぶ、中国系カナダ人の大学生だそうです。(プロの記者ではない)

ソースが英語のものや中国のものを集めているので、日本人の視点では見られないものがあり、中国人の視点でのモンゴルということで、発見がありました。「モンゴルが中国に属国化するかもしれないという恐れがある(might/seems)」というよりも、「モンゴルが中国に属国化する恐れがある(fear .... will)」と強く表現している点がとても気になりました。

あと、この記事ですがちゃんと現場に入って生の声を聞いた感じはしません。一般市民で反中国の感情はとても強いのは事実ですが、もうちょっと踏み込んで記事を書いて欲しかった感じはしました。

以下、 拙訳です。

 「中国・モンゴル関係の問題」
中国とモンゴルは政治・経済面でより近くなっているが、モンゴル国民はどう思っているか?


先週での、ツァヒャーギーン・エルベグドルジモンゴル国大統領の中国の三日間の訪問の最終日で表明された共同声明にて、中国・モンゴル関係は歴史上「最もよい状態」であると伝えられた。ここ数年で、中国とモンゴルの関係はより親密になっている。昨年、中国はモンゴルとの関係を単なる"戦略的パートナーシップ"から"包括的戦略的パートナーシップ"に引き上げて、安全保障から政治的協力を含める内容としている。

モンゴルが中国に依存していることは自明である。2015年の経済指標データによれば、モンゴルの輸出先の89%が中国であり、また輸入先の26%が中国である。中国経済の失速がモンゴル経済にかなり打撃を与えているため、モンゴル政府は官僚の雇用及び給与カット、郵便エネルギー分野等の国営セクターの売上シェアの見直しを検討しているぐらいである。「中国がくしゃみをすると、モンゴルは風邪をひく」と、独立法人モンゴル金属鉱山研究所のディレクター兼創立者であるデール・チョイ氏(Чойнхорын Эрдэнэдалай)は言っている。

もっとも明白な関係として、昨年モンゴル政府は中国・習近平国家主席の訪問に賛成する形で、ダライ・ラマ14世の訪問を中止した。(共同通信のソースはここ)この動きは、中国政府の圧力の結果であった。

しかし、モンゴルと中国のリーダーおよび実業家は肯定的な歩み寄りをしており、中国とモンゴルは互いに反感を持っておらず、一般的な国民の見方からするとかなり複雑な話となっている。

今年、モンゴルでは民主化25周年を記念したが 、モンゴル国が中国に売られてしまうかもしれない、さらに、モンゴルの独立性を尊重するという中国の宣言が何度もなされているものの、中国がモンゴル国の領土を最終的には引き取るという恐れがある。政治・軍の獲得よりもさらなる領土拡大が考えとしてある場合、中国は経済力を行使してモンゴルを飲み込む。

ブリティッシュ・コロンビア大学の博士候補であるメンデー・ジャルガルサェハン氏によると、モンゴルの反中国感情は、モンゴルがソ連の影響下にあった時の、中ソ対立(Sino-Soviet tensions)時代の間に形成された否定的なスキームから由来するものであるとされている。中国とモンゴルの公式な関係を改善しようとしているものの、モンゴルのブロガー界隈、報道等では反中国感情が流布し続けており、官僚筋の中で反中国感情の残滓を取り除くことに対して積極的でないことが一因としてあげられる。ジャルガルサェハンは、「モンゴルの中国に対する態度は、政治的パワーの不均衡、中国の経済活動への反動、アイデンティティ問題の衝突を原因とした『グローバルな反中感情』の一部である」であると論じている。

ケンブリッジ大学の研究員であるフランク・ビル氏の新刊である『反中:不安、暴力、モンゴル人のアイデンティティの形成(Sinophobia: Anxiety, Violence, and the Making of Mongolian Identity)』によると、「反中感情は、アジアと距離を置き、かつモンゴル人のアジア的要素を拒否するするための本質的な願望をあらわしたものである」と説明している。

現在のウランバートルのでも反中国感情の痕跡を見つけ出すことは難しいことでない。首都圏に中国人を駆逐することを掲げている落書き、毒の入った中国製品が蔓延っているという都市伝説が被害妄想を引き起こしていたり、モンゴル人の血の純血化を維持しづつけ中国人男性と親密になったモンゴル人女性を激しく非難する社会規範を強制する主張がある。
 
Geeというモンゴル人ラッパーは首都圏で人気が出ているが、反中国の中傷やモンゴルの国民のアイデンティティのために立ち上がるための呼びかけを特長としたラップを歌っている。ネオナチグループであるツァガーン・ハス(Цагаан Хас:「白い卍」)やダヤル・モンゴル(汎モンゴル)などは標的を中国人に置いており、今年でも活動を行っている。

「悪名高い」とも言われているGeeの動画↓


 偏見の大部分が年配者のモンゴル国民に集中しており、過激派グループのように日常生活で言及されることはないものの、エルベグドルジ大統領がいう「中国はモンゴル国民のサポートを享受する」という主張は支持されないのは明白である。

中国はモンゴルのスタンスに対してははっきりとした態度を見せていない。「モンゴル人は中国をどう見ているか?」(中国語)、「モンゴル人はなぜ中国を激しく嫌っているか?」(中国語)という質問は中国ブログ界隈で取り上げられており、ネティズンから中国の悪化した関係の批判的な意見が激化している。しかし、相対的にはモンゴルの地理的な吸引力や歴史的な立場は弱いため、中国での反モンゴル感情はほんの一部の地域でしか言われていない。

しかし、確立した必然的な疑いがない、とは言えない。今年の7月に、中国警察は、プロパガンダとみなされるチンギスハーンに関するドキュメンタリーを視聴していたため、内モンゴル自治区で20人の外国人を逮捕したと報じられた。

歴史的に緊張関係に陥っているものの、ハイレベルでの良好化する関係が一般国民にも浸透するには時間がかかる。そして、そこには希望に欠けているということはない。毎年数百人のモンゴル人が中国へ留学に行っており、中国・モンゴルで人的交流が高まっており、若い世代は先人の歴史的なトラップを回避してバランスを保っているように見える。


〜総括〜
実際、モンゴルとの中国関係ですが、他の地域ってどう思っているのか?。ある小売店を継いでいるタメのモンゴル人の隣国関係について聞いてみました。

「あるタメのモンゴル人の意見」
(1)内モンゴル:Ямаа цахар(ヤギ)である:モンゴル人はYesをТэмээ(らくだ)、NoをЯмаа цахар(ヤギ)と表現することがある。内モンゴル人は自分の意見を持っており、その選択をした。
(2)カザフ:бүргэд(鷹)である:獰猛というイメージがある。トゥルク系とイスラムが合わさっている。
(3)ブリヤート:бүргэд(鷹)である:獰猛であり、遊牧民の生活を維持せず、木でできた家に住むようになってしまった人々。
(4)朝鮮(ソロンゴス):бар(虎)である:かつては敬意を払っていたが、しかし、最近のモンゴルでの女性の扱い(カラオケ店など)などが眼に余るところはある
(5)中国:Урт(龍)である:言わずもがな、全くいい感情はない。
(6)台湾:かつて、中華民国時代にモンゴルの独立を認めなかった背景があるため、いい感情は持っていない。
(7)日本:よくわからん、ファンタジーワールド(Hobbits)。(昔はハルハ川戦争があり反日感情はあった)


筆者は実際、 昨年の8月の習近平の訪問について、一般モンゴル人の意見を聞いたのですが、あんまり否定的な見方をしている人が意外に少ない気がして、ちょっと驚きました。反中国の動きはそんなになかったです。むしろ、いい土産を持ってきてくれた(人民元スワップなど)ということで、肯定的でした。

筆者がいた2014年末時点ではモンゴルの景気は本当に悪かったと記憶しています。実際私はそのときモンゴルで一件一件マイナス30度の中、飛び込み営業をしていたのですが、モンゴルの大手資源会社などなど行ってみるとその様子の閑散としているのに、ちょっと違和感を感じました。なんか、みなさんとても暇そうなんです。そして、それらの会社も給料が数ヶ月間支払われてないという話しを実際に働いている人から聞きました。

そして、1年経って2015年なのですが、いまでも景気が悪いという話は聞きます。今年は、大気汚染が去年よりはひどいとのことです。なぜか?ゲル地区で古タイヤを燃やすのが増えているとのことです。古タイヤを燃やすのが増えるほど、生活が苦しくなっているとのことです。

このような苦しい中で、モンゴル経済がどう立ち直るか?いまですと、景気悪化に伴い韓国への出稼ぎが増えているとのことです

やはり、苦しいのは一般的な庶民層ということになります。旧社会主義国の中では、ソ連崩壊後の急速な資本主義化に苦しんでいるのはまだ続いているかと思われます。

反中国感情は、実はモンゴルだけでなく中華人民共和国の内モンゴル自治区でも見ました。中国で携帯電話を使いので、China Mobileなりプリペイドでもなんでもいいので使えないか?とエレンホトのうちモンゴル人のおじさんに聞いたら、"Хужааны гар утсыг авч чадахгүй. Хэцүү байна."と言って、驚きました。Хужаа(ホジャー)という単語です。ホジャーとは・・・・いい意味でない中国を表すモンゴル語です。彼らの根底にある感情がわかった気がしました。

外交的には第三国である日本との関係を良くするか?中国とリスクと向き合いながら関係を築いているか?いま、モンゴルは来年の選挙で忙しくなると思われますが、タイミングで決断が迫られていると思います。

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ターナル・サェン・バェチカノー?(みなさん、こんにちは!)

田中英和です。

 

前回記事の最後で「『スーホの白い馬』日本人創作説がある」というお話をしました。

今回は、その内容についてご紹介します(はじめにお断りしておきますが、真実のほどは定かではありません)。

 

 

まず、一般的に『スーホの白い馬』は内モンゴルの物語と言われていますが、その理由は「スーホ」という名前にあると思います。

というのも、「スフ(「スヘ」と表記することも)」という名前のモンゴル人が実在し、それを中国語で発音すると、日本人には「スーホ」とも「スーフ」とも聞こえる発音になります。

題名に『スーホの白い馬』『スーフの白い馬』という2つのパターンがあるのはそのためです。

 

という訳で

「『スーホの白い馬』は内モンゴルで作られ、中国語に訳された後に日本に伝わった」という見方になるのだと思います。

 

ですが、

 

「モンゴルといえば馬

   ↓

 馬は英語でホース

   ↓

 ホースを逆から読んでスーホ」(笑)

 

と作者の大塚勇三氏が語ったとか語らなかったとか。。。

 

ということで「スーホという名前は偶然で、また内モンゴルのモンゴル人の間でもこの物語が知られていない」というのが、最近聞いた「『スーホの白い馬』日本人創作説」です(笑)

 

ふざけんな!!!

 

と思われた方もいらっしゃるかもしれません(笑)

 

ただ、留学時代からずっと不思議に感じていたことがあります。

それは「『スーホの白い馬』を知っているモンゴル人が皆無」ということです。モリンホールをやっている人は知っていて当然(同名のモリンホール創作曲があるので)としても、それ以外のモンゴル人で「知っている」という人に会ったことがないんです。

 

なので、私はこの日本人創作説を聞いたときに、結構すんなり納得してしまいました。

 

 

ですが、この日本人創作説はやはり誤りで、内モンゴル生まれの物語であることが、731日に発売されたばかりの『内モンゴルを知るための60章』という本に書いてありました。

 

 

ただ『スーホの白い馬』という物語はそれ自体が悲しいだけでなく、物語が生まれた理由も、非常に悲しいものでした。

「それ故にモンゴル人たちに受け入れられることがなく、知る人がほとんどいないのだろう」ということです。

 

詳細については、ぜひ本をお手にとってご自身でご覧下さい。

内モンゴルという、日本人にとって非常に理解しづらい地域について、様々な角度から詳細に語られている本です。

 

内モンゴルを知るための60

http://www.akashi.co.jp/book/b208189.html

 

 

●モンゴル語(たて文字)の基礎を、独自に開発したオリジナル教材で無理なく学ぶことができます。

●「日本人ならでは」という視点で、中国語をめっちゃわかりやすく解説しています。http://u777u.info/mTUA

 また、ブログでも情報を発信しています。http://yeheamtatai.blog.fc2.com/

●レッスンに興味のある方はご連絡下さい!yeheamtatai@gmail.com

 

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