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カテゴリ: モンゴル・経済

モンゴルの道

毎度、編集のタケシです。
最近になってソフトバンクのモンゴルから日本への送電網計画話が新聞やニュースサイトでよく見かけるようになりました。いわゆる「アジアスーパーグリッド構想」だ。

ソフトバンクアジア送電網計画、本格化…20年開始目標
https://mainichi.jp/articles/20170711/k00/00e/020/241000c

出典 毎日新聞 2017年7月11日


「アジアスーパーグリッド構想」が始動 モンゴルから日本へ送電
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00411901

出典 日刊工業新聞 2017/1/4 05:00



実はこの話、今からちょうど6年前に私がTwitterで孫社長に質問したところ「現時点では、未だ夢の段階。」とおっしゃっていました。それがこんな短時間で確実に実行されていることに本当に驚きました。さすが、世界の孫正義。

調べてみると、どうやら実行するのはソフトバンクの子会社SBエナジーと
モンゴルの投資会社ニューコムが風力発電を共同開発し、運営していくようです。
位置的には南ゴビなので、まずはタバントルゴイ石炭鉱山とオユトルゴイ銅鉱山に送電し、
それから中国と韓国の海底ケーブルを通って日本に届けるという計画です。

国境を越えても採算が取れるってことは日本の電気代は本当に高いと言えるでしょう。

しかし、通常に運営していくにはやっぱり日中、日韓、日朝の友好関係が続くことが全体の条件になるかと思います。韓国や北朝鮮に送電網を握られて、日本国民がコントロールされないように願うしかないです。

モンゴル紙幣

毎度、編集長のタケシです。

数年前に私のところ来て、「一緒にモンゴルビジネスをやりましょう、集客して欲しい」という方たちがついに訴えられているらしく、その被害者の団体から報告がありました。被害額は数億から数十億程度とみています。

被害者からは、なぜこの件が表に出てないかと聞かれました。
そもそも数人の日本人が、モンゴルの首相やら政治家やら一緒に写真を撮って、それでモンゴル投資という売り文句で誘致してた話です。

私は長年モンゴル関連ビジネスをやっているもんで誘われたらとりえず聞くことにはしています。
当時私がこの詐欺グループの会社を訪問したことがあります。プレゼンを聞きましたが、通常のプレゼンという資料がなく、さきほど言った通りのモンゴルの政治家たちと一緒に映っている写真のみでした。

この時点で詐欺の匂いがします。
私はその場で検討しますと言い残り、帰りました。
その後も何回か食事の誘いがあったが、全てお断りしました。ついに、私が想定してたことが現実に起きたんですね。詐欺に合う人は簡単に儲けたい、大金持ちになりたいと思うからです。
普通に考えれば利回り200%とかあるわけがない。

この件に関しては、被害のお金は返してくれないと思います。
なぜなら、彼らはばほぼ合法的にやっているからです。

詐欺に合わないためには自分で調べて、情報を知ることが大事です。
その人の実績、その事業の内容、規模・・・などなど。

モンゴルでビジネスをやるなら何をやるか重要ではない。
誰とやるかが重要です。


 

2月23日(木)にて、イギリス誌"The Economist"のAsia欄にてモンゴルのIMF(国際通貨基金、モンゴル語ではОУВС)の支援に関して記事が上がっていました。

モンゴルビジネスに関わる日本人もこの動向が気になっているかと思いますが、とうとうIMF介入が決定したようです。2月28日からツァガーンサルという旧正月のシーズンですが、色々な意味で「大きなお年玉」となったと思われます。

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↑過去1年のモンゴル・トゥグルクと米国ドルの為替動向(Currency exchange rate over the past 1 year)

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↑過去5年のモンゴル・トゥグルクと米国ドルの為替動向(Currency exchange rate over the past 5 years)

もともと、上の為替動向なんかで、「1ドルが2,000トゥグルクを上回ったら、モンゴルやばい」なんて何度も言われていたのですが、2016年からすごい上昇を遂げており、ようやく介入に動いた、という結果になりました。

The Wall Street Journalによるとモンゴルでは過去5回IMF介入があったのですが("Mongolia, which issued its maiden sovereign dollar bond in 2012, has had five IMF programs since 1991, the latest winding down in 2010.")、今回のは6回目になるのではないかと思われまます。

ちなみに、モンゴル語でIMFのことをОлон Улсын Валютын Санというらしいです。
Олон Улсын Валютын Сан

以下、拙訳です。

The IMF bails Mongolia out—again
 
また、モンゴルへのIMF支援
あらゆるコモディディの破綻は国家収支危機を引き起こす

ジム・アンダーソンは1993年に初めてモンゴルに居住したときに、現地語の"байхгүй(バイフグイ※)"を習わざるを得なかった。それは、「不在」もしくは「利用できない(入手できない)」という意味である。それはパン?米?電気?しばしば、それらは"байхгүй(バイフグイ)"であった、とジム・アンダーソンはカントリー・ダイレクターとしてモンゴルに戻った世界銀行のブログポストで詳細を記載した。「ドルショップ」でドル通貨を両替するだけ十分な運を持ち合わせている人々は、この為替変動にて「板ガム」のような些細な恩恵を受けることとなる。

モンゴルは、この日ははるかに後に起こると考えていた。鉱業ブーム(銅、石炭、金)が国を変え、商品に埋め尽くされた商店、クレーンで満たれた町にした。 2009年から2014年にかけて、経済は70%もの成長を遂げた。 2012年に関しては、GDPの約54%に相当する外国資本の流入を引き出した。
しかし、2014年のコモディティ価格が下落して以来、外国直接投資は逆転しており、巨額の厄介な債務支払いの履行が近づいている。モンゴルの外貨準備高は、2012年の40億ドルを上回っていたものが、2016年9月末には4か月分の輸入負担分に相当する約10億ドル強ににまで減少している。外国の債権者は、"байхгүй(バイフグイ)"という言葉を学びつつある。

IMFを介入させる。今月、モンゴルは、債務不履行を回避し、準備金を再建するために、3年間で約4億4,000万ドルを融資することに合意した。合意書が国際通貨基金の承認を得ているとすれば、アジア開発銀行、世界銀行、日本、韓国等からさらに30億ドルの資金調達が解除されるであろう。

中国もまたモンゴルへ援助をするであろう。 11月のダライ・ラマの訪問により中国政府は遺憾の意を示し、モンゴル商品に新たな課税を負わせ、国境で貨車が遅れた。モンゴル人の50%強がチベット仏教徒と認識している。しかし、モンゴルの輸出先のほとんどは(84%)は中国であり、世界で最も中国に依存する輸出国となっている(図参照)。モンゴル政府は、ダライ・ラマ訪問に起因する「誤解」を謝罪し、ダライ・ラマの再訪問を許可しないと述べた。モンゴル政府は今、中国が150億元(22億ドル)のスワップラインを拡大することを望んでいる。
IMFのローンに付随する条件は規定通りの内容である。この内容は、中央銀行を「準財政(quasi-fiscal)」活動から守ることを含んでいる。1.95兆トゥグルク(7億8700万ドル)の安価な住宅ローンを購入し、遊牧民として知られている国で住宅バブルを支援している。 IMFの主張によれば、政府は、同国の信用取引の2割を占める国営貸し手であるモンゴル開発銀行の管理から離れている。

モンゴルの見通しは改善されるであろう。銅と石炭の価格は幾分回復した。リオ・ティントが運営する銅鉱山のオユ・トルゴイ(Oyu Tolgoi)への多額の投資により経済は恩恵を受ける。しかし、モンゴルは8年間に2度もIMFの援助の方を向いた。もしモンゴルは次の商品サイクルをよりうまく管理しなければ、その恩人であるIMFの我慢は"байхгүй(バイフグイ)であると言える。

※(訳者注:"байхгүй(バイフグイ)は実際はバッコッイと聞こえます)
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(以上拙訳)

「コメント」
モンゴル人には、公的機関からお金を借りるからにはそれなりの見返りを示す必要があると思います。政治家や役人は働いているのか?と思います。それぐらい、厳しい言葉を国民からだけでなく外国からも投げかけないと、変われないと思います。

気になるのが、国民の負担が大きくなることと、明らかに供給過多となっているマンション建設に対する対応策です。

あと、もう一つ気になるのが、これだけ重要なニュースなのに、モンゴル語でGoogle検索しても最新の情報があんまり出てこないということです・・・。おそらく、旧正月のツァガーンサルでみんなお休みなのでしょうか・ ・・。

モンゴル語でのニュース
(2月19日)
ОУВС: Монгол Улсад нийтдээ 5.5 тэрбум ам.долларын санхүүжилт хийгдэх боломжийг үүсгэлээ
http://www.medee.mn/main.php?eid=89303%E2%80%AC


今回は、ここまで。

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