モンゴル情報クローズアップ!

モンゴルの文化、ビジネス、投資、観光、最新話題など幅広い情報をお届けします。(通称:モンゴルなう)

カテゴリ: 書評・書籍

134476147_10159215617897652_1257027585950044493_n

まいど、編集長のタケシです。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

ご存じの通り、昨年はたいへんな一年となりました。
世界ではコロナウイルスの感染で、大勢の人がなくなりました。
そして、モンゴル圏では内モンゴルでモンゴル語教育の縮小、廃止が行われ、モンゴル文化の存続に直結する大きな悲劇となりました。

そんな、いろいろあったわけですが、今年は早く平和が戻るように願います。

Amazon売り上げベスト10


毎年恒例の、当ブログ経由で買われた本ベスト10を紹介したいと思います。

今回は、売れ筋ランキング形式で紹介します。なので、モンゴルとまったく関係ない本もありますのでご了承ください。

1位「鬼滅の刃」

漫画
「鬼滅の刃」がトップの座を取りました。
当ブログで紹介したことはないが、リンクを踏んでから、買われたようです。

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
吾峠呼世晴
集英社
2016-06-17



2位「低金利時代の不動産投資で成功する人、失敗する人

景気が悪いと牛丼やユニクロなどの売上は伸びます。
そして、金持ちは金や不動産に金を回します。
まぁ、不動産投資は王道ですよね。




3位「文明の生態史観」

以外だったかもしれないが、内モンゴルの急変(モンゴル語教育禁止)背景にあったと思われます。一時期、下記の記事がアクセス急上昇してたので、その時に買われたようです。

梅棹忠夫『文明の生態史観』から論考する草原の地の奪い合いについて

文明の生態史観 (中公文庫)
梅棹 忠夫
中央公論新社
1998-01-18


位「中古ワンルーム2戸からはじめる家賃40万円稼ぐ黄金の法則

そして、再び不動産関連の本がランクインしました。
コロナで住む家を手放す人もいる中、儲かっている人はリスク分散のために不動産を買います。
日本は少子化、高齢化がまじまじやばいから、不動産投資やるなら東京、駅から徒歩で7分以内、ワンルームマンションがオススメです。


5位「モンゴルを知るための65章



6位「草はらに葬られた記憶

草はらに葬られた記憶「日本特務」
ミンガド・ボラグ
関西学院大学出版会
2019-10-10


7位「方言が明かす日本語の歴史



8位「世界史の誕生 ――モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫)



9位「内モンゴルを知るための60章

内モンゴルを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
ボルジギン ブレンサイン
明石書店
2015-08-01


10位「墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上)










以上、昨年売られた本ベスト10でした。

こういうデータを見える化することによって、その年の人々の関心だったり、時代の背景を表したりしていると思います。

今年は、どんな一年になるか、どんな一年にして行くか、楽しみですね。
それでは、引き続きよろしくお願いします。

ノモンハンの地平
【写真】細川呉港著「ノモンハンの地平」(光人社NF文庫)

 細川呉港著「ノモンハンの地平―草原紀行 ホロンバイルの過去と現在」(光人社NF文庫)を読んだ。
 満洲(現在の中国東北部)の北西、ロシアやモンゴルとの国境地帯に広がるホロンバイル大草原を訪ねた紀行文である。現代の日本人があまり行かない地域なので、探検記のようでもある。同時に1945年8月のソ連軍侵攻で玉砕したハイラルの地下要塞や1939年のノモンハン事件(モンゴルではハルハ川戦争)の舞台を訪ねて、シベリア抑留につながる悲惨な歴史を振り返った戦争論にもなっている。
 この著者には「草原のラーゲリ」(文藝春秋)という大著がある。ホロンバイルの遊牧民の子として生まれたソヨルジャブというダゴール・モンゴル人の数奇な運命を描いた本だ。ソヨルジャブさんは、チチハルの師範学校で日本語を学び、さらに日本人の学校ハルピン学院を卒業して、ハイラルの省公署(県庁)職員のときに満洲国崩壊を経験する。その後、ウランバートル、フフホト、青海省のラーゲリ(収容所)生活を続け、その間、中国の文化大革命の荒波にもまれる…。
 ソヨルジャブさんと同じようにホロンバイルで子ども時代を送ったブリヤート・モンゴル人のツェベクマさんに鯉渕信一さんが聞き書きした「星の草原に帰らん」(NHK出版)も、とても興味深い。
 ツェベクマさんは、司馬遼太郎の通訳を務めたことで知られるが、彼女もソヨルジャブさん同様、日本式教育の学校で日本語を覚えた。「星の草原に帰らん」では、ホロンバイルの草原を裸足で駆け回り、足がこごえると、真新しい牛の排せつ物に足を突っ込んで暖を取る野性味あふれる少女時代が生き生きと描かれている。
 堺六郎著「シベリアのラーゲリを逃れて―ホロンバイルからシベリアへ」(筑摩書房)も、ホロンバイルについての記述が私の心に残る。堺さんは、ハイラル特務機関ウルシュン連絡所員として、酒や雑貨を販売しながら現地情勢を探る任務に当たっていたが、突然のソ連参戦でシベリア送りとなる。この本では、自らの体験を、ホロンバイルは「天国」、シベリアは「地獄」と対照的なタッチで描いている。
 ホロンバイルは、かつて多くの日本人が活躍し、日本に親しんだモンゴル人も多かった地域である。その歴史は、しっかりと記憶にとどめなければならないと私は考える。「ノモンハンの地平」で著者は「満洲国を、ただ侵略者として日本の歴史のなかで一刀両断に切り捨ててしまうことは、あまりにも浅薄にすぎる」と書いている。また「満洲国を『偽満洲国』と呼び歴史の中から抹殺しようとするに至っては論外である」とも指摘して、政治的プロパガンダで歴史を語る中国の姿勢を批判している。
 
▽森修 もり・しゅう
1950年、仙台市生まれ。元河北新報記者。1998年、山形市で勤務していたとき、たまたま入ったバーでアルバイトしていたモンゴル人の留学生と出会う。以来、モンゴルの魅力に取りつかれ、2005年「モンゴルの日本式高校」、2012年「あんだいつまでも新モンゴル高校と日本」をそれぞれ自費出版。

モンゴルの親族組織と政治祭祀

まいど、編集長のタケシです。
新書「モンゴルの親族組織と政治祭祀」(楊海英 著)のご紹介です。

目次
目次
内容

目次


まえがき

第1章 モンゴルの親族組織に関する記録と研究

  1 モンゴル人の記録と記憶
  2 モンゴルの親族組織に関する人類学的研究
  3 日本のモンゴル研究のなかのオボク解釈
  4 先行研究の総括と本書の目的

第2章 オルドス万戸とオルドス地域

  1 モンゴルのなかのオルドス万戸
  2 オルドス地域の歴史
  3 清朝時代の旗制度とオボクの編成
  4 オルドス・モンゴル人の生活

第3章 オボク・ヤス構造

  1 モンゴル人自身のオボクとヤスに対する認識
  2 ヤスの階層性と象徴性
  3 ヤス・タイ・オボク
  4 ヤス・ウグイ・オボク
  5 ヤスの形成と消失に関する仮説

第4章 チンギス・ハーン祭祀とオボク・ヤス集団

  1 チンギス・ハーンの祭殿「八白宮」
  2 祭祀者ダルハトのオボクとヤス
  3 八白宮の祭祀に貫徹された系統理念

第5 章 オボク集団の祭祀

  1 旗ダルハトのオボクとヤス
  2 「旗ダルハト」が主宰する「白宮」
  3 オボク集団の祭祀
  4 オルドス祭祀の全体的調和性と政治的統合性

第6 章 オボク・ヤス構造とその機能の歴史的変容

  1 遊牧社会における「オボク・ヤス構造」
  2 「八白宮」祭祀の統合機能
  3 ヤスとオボクの現状

あとがき

補記――オルドスとウズベキスタン

引用文献

索引

内容


「ヤスをもつオボクは生き残る、ヤスのないオボクはつぶれる」
12代も先祖を遡ることができた血縁の国モンゴル。だが、清朝支配や文化大革命によりオボク(親族組織)は半壊、ヤスも忘却されつつある。本書はヤスのもつ社会的機能と象徴的意義に注目、モンゴル人の政治原理と社会構造を明らかにした大著。

FullSizeRender

まいど、編集長のタケシです。
新書「草原の制覇 大モンゴルまで」(古松崇志 著)のご紹介です。




目次

いま、中国史をみつめなおすために――シリーズ 中国の歴史のねらい(執筆者一同)

はじめに

序 章 ユーラシア東方史と遊牧王朝
 一 中央ユーラシアの騎馬遊牧民
 二 遊牧と農耕が出会うユーラシア東方史

第一章 拓跋(タブガチ)とテュルク
 一 鮮卑拓跋部と北魏
 二 唐と突厥の興亡
 三 安史の乱の激動

第二章 契丹と沙陀
 一 契丹の建国
 二 沙陀の勃興
 三 沙陀系王朝と契丹

第三章 澶淵の盟と多国体制
 一 澶淵の盟への道
 二 タングト・西夏の台頭
 三 契丹情勢と北宋の西北経略

第四章 金(女真)の覇権
 一 女真の勃興
 二 金の覇権とユーラシア東方情勢
 三 金の変革と北方情勢

第五章 大モンゴルと中国
 一 大イェケモンゴル国ウルスの建国と拡大
 二 クビライと大元ウルス
 三 ユーラシアの東西交流と中国

おわりに

あとがき

図表出典一覧
主要参考文献
略年表
索 引

本の内容

南の中原に拠る農耕王朝と北の草原に拠る遊牧王朝。生業を異にする二つの王朝は、千年にわたり対峙し、たがいに覇権を争った。五胡十六国の戦乱から大元ウルスの統一まで、騎馬軍団が疾駆し隊商が行き交う、広大なユーラシア東方を舞台に展開する興亡史。伝統的な中華史観の枠組みを超え、多様な民族が往来する多元世界の歴史を描きだす。




日馬富士

まいど、編集長のタケシです。

世界中がコロナ騒ぎでたいへんです。
モンゴルにも、入国した外国人と海外にいたモンゴル人らがウィルスを持ち込みました。

下記のリンクから時系列で配信しているので気になる方は読んでみて下さい。




〈画文集〉第70代横綱日馬富士 相撲道を読みました。

 

あらすじ

あらすじ(以下引用)
「相撲道とは、努力し、忍び、耐え、開かれる道」「稽古とは、古いことを、敬い、覚え、磨くこと」小さなやせた躰で来日して18年、艱難辛苦を経て相撲界の頂点に昇りつめた、第70代横綱日馬富士。さまざまな社会活動にも貢献してきた横綱の根底にある精神とは?付・特別インタビュー「横綱日馬富士の「相撲道」とは何か」/「日馬富士の戦績」ほか。カラー画約120枚。英訳付き。

目次

稽古
努力×忍ぶ×待つ=……
=成 功
仲間たち
祈る
受け継ぐ 伝える
感 謝 恩返し

夢から恩返しへ――あとがきにかえて(橋本委久子)
日馬富士の戦績

〈特別インタビュー〉横綱日馬富士の「相撲道」とは何か

感想

  • 絵がたくさんあって読みやすい
  • 日馬富士の相撲に対する情熱が伝わる
  • 英文があるから相撲好きな外国人でも持ってそう
  • 感謝・恩返しという言葉が出るからきっとなにか後悔してそう

非常に読みやすかったです。
相撲の資料としても参考になりそうな一冊。
あの事件が無かったらきっと相撲ファンには大受けすると思います。




〈画文集〉第70代横綱日馬富士 相撲道
橋本 委久子
藤原書店
2018-09-25


↑このページのトップヘ