モンゴル情報クローズアップ!

モンゴルの文化、ビジネス、投資、観光、最新話題など幅広い情報をお届けします。(通称:モンゴルなう)

カテゴリ: 書評・書籍

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毎度、編集長のタケシです。

今年も残りわずかとなりました。今日は、当サイト「モンゴルなう!」を経由してAmazonで一番買われた本を、ランキング形式で紹介したいと思います。

第1位
なぜか分からないが、1位のこの本は注文数20個です。モンゴルの不動産投資について記事を書いた時に紹介した本だと思います。


第2位
2位も不動産投資に関する本でした。



第3位
やっとモンゴルに関する本がランクイン。これは宮脇淳子先生が以前書いた『朝青龍はなぜ強いのか』の改訂版です。朝青龍の相撲歴史が終わったからタイトルを替えて再出版したと思われます。

第4位
4位は司馬遼太郎さんの著書『モンゴル紀行 』でした。私も何回も読みました。ロングセラーです。
街道をゆく 5 モンゴル紀行 (朝日文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞出版
2008-09-05


第5位
5位は、『モンゴルを知るための65章 』でした。


番外編
本と全く関係ないのですが、一番売れている商品としては多機能変換用フラグでした。ちょっと以外でした。そういえば、「ドルジの絵本」最近あまり売れてないみたいですよ。↓↓↓ぜひ読んで、コメントを残してね。

ドルジの絵本
桜井 たけし
2018-08-20



 現在、百田尚樹さんの著書『日本国紀』(幻冬舎)が全国の書店で大ヒットし、インターネット上でも活発な議論や感想が交わされています。その中で、日本とモンゴルの交流史の上で決して外せない元寇の歴史についても9頁にわたって書かれています。

 この中で百田さんは下記のように主張しています。
 最近、歴史教科書では「元寇」や「蒙古襲来」という呼称は、モンゴルや中国に対する侮蔑的な言葉であるから使わないという流れになっているといいう。笑止千万である。歴史用語を現代の感覚で言い換えたり、使用禁止にしたりする行為は、歴史に対する冒涜である。

 本稿ではこの箇所について、筆者の考えをまとめます。
 百田さんが言及された内容はおそらく、2017年の中学校学習指導要領案のパブリックコメントに関することと考えます。この時、学習指導要領案では「元寇」を「モンゴルの襲来(元寇)」と表記する改正案が出ました。筆者もこの時は反対の立場から記事を発表。「モンゴルの襲来」では中国も朝鮮も関係ない、あくまでモンゴルが日本に襲来したという誤ったイメージを増幅しかねないと主張しました。

「元寇」から「モンゴルの襲来」に?中学校学習指導要領案のここが問題
http://mongol.blog.jp/2017/03/06/51929616

 さて本題は、「蒙古」の記述についてです。

 「蒙古」は現在でも中国語でモンゴルを指し、日本でも「日蒙」などの略語に散見されます。
 一方、現在の日本ではモンゴルに対して、「蒙」に悪い意味があるから使用しない、あるいは漢語に依存せずカタカナでモンゴルと表記する(歴史用語や学術用語を除く)ことが、常識になっています。
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デムチュクドンロブ(徳王)

 歴史用語としての「蒙古」は、鎌倉時代の元寇のほかには、昭和期に集中します。
 満洲事変(1931)以後の「満蒙開拓団」、盧溝橋事件(1937)以後にデムチュクドンロブ(徳王)が主席をつとめた「蒙古連盟自治政府」、ノモンハン事件(1939)の「外蒙古」「内蒙古」などが挙げられます。
 一方で、モンゴルを「蒙古」ではなく「モンゴル」とカタカナで表記するのは1949年から60年代にはすでに普及しており、より正確には、漢籍のみに頼らずにモンゴルの研究が始まった明治期から見られています。
 つまり、日本人が日本語としてモンゴルを「蒙古」ではなく「モンゴル」と表記する選択を行っている歴史があるのです。
 このことを、『日本国紀』の読者の皆様にお伝えしたいと思います。


 幸い、『日本国紀』では、下記のように詳述されています。
 文永五年(一二六八)、高麗の使者を介して武力制圧をほのめかした国書を日本に送ってきたのだ。その国書でフビライは「大蒙古国皇帝」を名乗っている。

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「蒙古国牒状」

 当時の日本は漢語の「蒙古国牒状」をもってしか大元大モンゴル国を知ることができなかったため、日本の立場から見た場合は「蒙古」となり、歴史用語となっています。

 さらに『日本国紀』では、「蒙古」と「高麗」と「旧南宋」をしっかり書き分けているため、先述の「元寇」をモンゴルの襲来に改めるという学習指導要領案の問題を把握できる内容にもなっています。

 「蒙古国牒状」が「武力制圧をほのめかした」と解釈された理由には、日本にモンゴルへの服属を勧める「高麗国牒状」が添付されていたこともあります。また、日蓮は一貫して「蒙古」と略せず「大蒙古」の表記を貫いています。日蓮の意図は不明ですが、筆者はそれが漢字の蔑意としての「蒙」「古」ではなく、あくまで実際の国名として記すという意思を感じます。

 北条時宗と鎌倉幕府の決断に関する百田さんの解釈と主張は、是非著書のご購読をもって皆様に考えていただくと、日本とモンゴルの相互理解やモンゴル研究への興味関心が、一層深まると思います。

 モンゴルが現在の日本の友国に至った歴史を、日本人が日本人として自国の歴史に誇りを持つ上でも、大切にしていきたいと思います。

(2018年11月25日 みずばしょう)



参照:
モンゴルは「蒙古」にあらず。日本語の誇りをかけた静かな戦い
http://mongol.blog.jp/archives/51763500.html 

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毎度、編集長のタケシです。
昨日は『カルピスをつくった男 三島海雲』の著者である山川徹さんと、モンゴルの話をしてて盛り上がり、たいへん有意義な時間を過ごせました。←この本に関しては、ゆっくり読んでからレビューしたいと思っています。





結構古い本ではありますが、『堺屋太一が解くチンギス・ハンの世界』 (講談社) を読み終わったので、軽く感想を書きたいと思っています。

この本には、世界を目指した騎馬軍の強さの秘密、活発な交易による帝国の経済、草原の生きる遊牧民の世界などが書かれて、12世紀のモンゴルと今の米国を比較しながら説明しています。

なんよりも、チンギスハンのリーダーシップやそのマネジメント能力を現代に例えながら論理的に分析してて、非常に納得というか共感されるところが多いです。

そして、チンギスハンの話だけじゃなく、現代遊牧民の生活基盤であるゲルの構成や食生活なども、写真たっぷり使って紹介されています。

モンゴルへ行かれる方は、ぜひ事前知識として読んだ方がいいと思います。



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毎度、編集長のタケシです。
一昨日、内モンゴルから戻って来ました。

先ほど、↑↑↑友人からLINEが届きました。
当サイト“モンゴルなう”が、あの有名な旅行ガイドブック《地球のの歩き方 2017〜18 モンゴル》に掲載されてたとのこと。突然発見したわけだから驚きました。たいへん光栄に思っています。

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今年は、事業展開で内モンゴルに3カ月滞在してた為、サイトの更新が全然できてません。反省しています。今後は、より充実した内容をみなさんにお届けできるよう頑張ります。

みなさんのご意見やご要望も募集しています。お気軽にコメントやメッセージをお願いします。


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毎度、編集長のタケシです。

まだ内モンゴルにいます。スマホからしかVPNにアクセス出来ないため、中々ブログの更新ができてません。以下の催事情報をお知らせします。カルピスとモンゴルの深い関係とは?気になる方ぜひ行ってみてください。


『カルピスをつくった男 三島海雲』(小学館)刊行イベント「国民飲料カルピスは、なぜモンゴルの草原から生まれたのか」が6/29(金)ブックファースト新宿店にて開催。著者の山川徹さんと探検家の関野吉晴さんによる特別対談。サイン会あり。要事前予約。 

http://www.book1st.net/event_fair/event/page1.html



カルピスをつくった男 三島海雲
山川 徹
小学館
2018-06-15


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