仙台市のダルハンソヨル・モンゴル文化協会さんが主催したモンゴル料理教室で、スーテーツァイとホーショールを作ってみました。
どちらもモンゴルでは日常良く食べられる料理であると同時に、大切な時に食べる料理でもあります。

スーテーツァイ
スーテーツァイは、へビーン・ツァイと呼ばれるレンガ状に固めたタイプの半発酵茶で作る、ミルクティーです。
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今回のスーテーツァイは、けっこう豪華な内容でした
下段中央が、へビーン・ツァイです。ナイフで適量削って使用します。
下段左が、シャル・トゥス。牛乳を加熱して作るもので、モンゴル・バターとも呼ばれます。
下段右が、アーロール。牛乳を発酵させ天日で脱水した固いチーズです。
上段中央が、モンゴル・アム。内モンゴルの特産のキビを炒ったものです。
そして、牛乳、写真には写っていませんが、塩を用います。
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ナイフで削ったヘビーン・ツァイをガーゼに包んでお湯で煮出し、塩を少々加えます。
(ヘビーン・ツァイがなくてもスーテーツァイが飲みたいときは、市販の麦茶でも代用できるとのことです。)

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お茶が煮立ったあたりで牛乳を加え、すくって上からやさしく注ぐことで、攪拌していきます。
この技法は「サムラフ」と呼ばれています。
サムラフによってヘビーン・ツァイの香りがゆたかになり、加熱した牛乳のたんぱく質が分離することなく、さらに、十分に空気が含まれてクリーミーな味わいなるのです。
ここに、モンゴル・アム、シャル・トス、アーロールが加えられます。
モンゴルでは上の3つを加えない場合もあります。今回は豪華版ですね!
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できあがりました。
シャル・トスが入っているため油が浮いていますが、あぶらっこい感じではなく、
乳製品の香りとモンゴル・アムの香ばしさがよく合っていました。

ホーショール
ホーショールは、羊肉などの肉を小麦粉の皮で包み、油で揚げた料理です。
夏のナーダムでは、ホーショールの屋台が無数に立つのが、モンゴルの祭りの風景です。
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今回は牛肉のひき肉を使いました。
モンゴルでは、羊肉を包丁で細かく切るのが一般的です。
そして、たっぷりの玉ねぎも刻んで加えます。
味つけは基本、塩で行ないます。
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小麦粉をこねています。
固さは、「うどんの記事よりも少し柔らかめ」です。
強力粉と薄力粉をあわせて使うと、ホーショールの皮にはいいようです。
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記事を棒状にのばしてから、均等な大きさのお団子を作り、
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円盤状にのばします。
このときのコツは、麺棒は中心から外側に向かって転がしてのばすことです。
時計回りにのばしてはまわし、のばしてはまわし、すると、円盤状になっていきます。
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皮の中心に肉あんをのせ、端をたたんで、つつんでいきます。
上が1枚の皮で包んだ木の葉状、下が2枚の皮で包んだ円盤状です。
どちらも、あんが平たくなるように、そして皮からあんが決してもれないように包みます。
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日本人の大学生も頑張ってチャレンジしています。
あっ!!!"I LOVE MONGOLIA"のTシャツを着ている!!!
お話をお聴きしたところ、東日本大震災後の大学での交流事業としてモンゴル国を訪れ、モンゴルが好きになり、料理も勉強しようと思って参加したとのことでした。
頑張れ!日本の大学生!!!

さて、油で揚げて、
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完成です。
人生初のホーショール調理体験でした。
ちょっと不恰好ですが、そこはご容赦ください
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いただきま〜す。
内モンゴルでも良く食べられる、ザーサイの料理がつけ合わせに、彩を加えてくれています。

ダルハンソヨル・モンゴル文化協会さんも、料理教室は今回がはじめてとのことでした。
文化交流はとても有意義なので、是非とも今後とも、頑張ってほしいですね。
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料理教室に参加した日本の大学生の皆様も、モンゴルの民族衣装「デール」の試着を楽しんでました。

仙台にモンゴルの文化が新しく加わっていくのも、もしかすると、そう遠くはないかも知れませんね。

参照Web:
ダルハンモンゴル文化 Darhansoyol(ダルハンソヨル)
http://www.sira.or.jp/cgi-bin/dantai/index.cgi?pg=94171-1348469921