誰もがモンゴル投資で得るモノについて語るけど、
モンゴル投資で失うモノも沢山あるのに語る人はみたことがありません。 

昨日Twitterでモンゴル投資、モンゴルの都市化についてつぶやいたら反響が大きかったのそれのマトメです。なにこともメリットもあるながらデメリットもあると私が常に考えています。

 (1)人口わずか280万人しかいないモンゴル、今は世界から注目されています。目当ては金、銀、レアアースを始め資源だ。言わばモンゴルは強者からみて美味しい獲物だ。しかし、本当にそんなに美味しいのか? 

 (2)美味しいのは一部だけです。正直モンゴルはバブル状態になりつつあります。しかし、モンゴル在住の人は誰もがそう思ってないだろう。なぜなら彼にはバブルという経験がないからです。私は内モンゴルのバブルをこの目でみて経験した人だからそう言えます。

(3)モンゴル証券取引の総額が日本の一社TOYOTAの時価総額よりも少ないです。私的にはモンゴル株をゆっくりと大きく育ていくことを期待していました。しかし、日本人の個人投資家にあの小さい市場を壊されたのだ。

 (4)日本人がモンゴル株を釣り上げして、さらに日本人がそれを買ったとたん株が暴落するということになった。なぜそうなったのか?これは新興国であればどこにでも起きる可能性がことなんだ。情けないのは日本人が日本人を釣るってこと。 

 (5)モンゴル投資では日本から一番多いのは不動産関係でしょう。私の知り合いの社長らもモンゴルで大活躍しております。ウランバートルはますます都市化されて、ゲルを離れる人が多くなっています。 

 (6)遊牧文化から一気に都市化が進んだら今まで経験したことがない、問題も沢山起きるでしょう。真っ先に環境問題、そして治安、そして若者たちの就職などなど。 

(7)別にモンゴルの都市化を反対するわけではありません。ようは慎重にやれということです。ルール作りが大事です。転売を禁止し、税収などをきちんと管理する。全てデータベースにし、一元管理が必要です。内モンゴルのオルドスのようなゴースタウンのようにならないよう監視が必要。

 今日はここまでにします。
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