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このブログに初めて投稿させていただきます。
私はロシア連邦ブリヤート共和国に今年8月から留学している大学生です。 「あれ、モンゴルじゃなくてロシアなのに『モンゴル情報』なの?」とお思いの方、 ちょっと異色な『モンゴル情報』、お時間があればお読みいただけると嬉しいです。

皆さんは「ブリヤート」という単語を聞いたことがありますか? ブリヤートはモンゴル系の民族の一つであり、 主にロシア(シベリア)、モンゴル国、中国の内モンゴル自治区に暮らしています。 伝統的な言語はブリヤート語で、モンゴル語ととても良く似ています。 現在ブリヤート共和国ではロシア語が主に利用されており、 若い人の中にはブリヤート語が話せない人も多くいます。
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ブリヤート共和国はロシア連邦を構成する地域の一つで、 シベリアのバイカル湖の東側、モンゴル国の北側に位置しています。 ブリヤート共和国の歴史を簡単にまとめると、以下のようになります。 1206年にブリヤートはモンゴル帝国の流れに入り、16世紀以降はロシア帝国がこの地に進出し、 1689年ネルチンスク条約でロシア領となりました。その後ソ連を経て現在のブリヤート共和国となりました。

さて、ここからは私自身が見たものや考えたことを書いていこうと思います。
一大学生の考えたことのため、知識不足や間違いなどを見つけたら ご指摘いただけると大変助かります…! まず、紹介が遅れましたが私は日本でモンゴル語を専攻している者です。 モンゴルについて勉強するうちに、ロシアの中のモンゴル系の民族ブリヤートについて気になり、 遂に留学まで至りました。
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私の住んでいる場所はブリヤート共和国の首都ウラン・ウデです。 留学前に、ブリヤート人よりロシア人のほうが多いと聞いていたのですが 少なくともウラン・ウデではブリヤート人・ロシア人が半々に見えます。 地方はロシア人が多いのでしょうか? ハーフの人も割とよく見かけますが、街を歩くカップルはブリヤート人同士、 ロシア人同士が多いです。
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建築は、公共の建物や住宅はロシア風であることがほとんどです。 郊外も、モンゴルではよくみられる移動式住居ゲルはなくほぼすべて木でできた固定住居で、 現在は遊牧文化はないように感じました。

・ブリヤート語使用について感じたこと
上記でも書いた通り若い人はブリヤート語を使わない・使えない人が結構います。 しかし、私の通う大学のモンゴル語科のブリヤート人の女の子数人はブリヤート語を流暢に話し、 街を歩くと20代後半と思しき女性がブリヤート語で電話をするのを見かけたり、 ブリヤート料理を出す小さいカフェでモンゴル語を使って注文してみたところ レジ係の50歳過ぎの女性がブリヤート語で会計をしてくれたりと、 話者数は減っているものの、ブリヤート語は生きている言葉だと感じました。 ブリヤート語を話せないという人たちも、小さい頃はブリヤート語を話していた、とか 喋れないけど何を言っているかは少しわかる、とか 全くブリヤート語に触れてこなかった人はあまりいないのかなと思います。

そしてもう一つ面白いことがあります。 ブリヤート語で彼らが話すとき、ロシア語が混ざることがよく見られます。 実例を挙げると、寮の掃除係のおばさんは「2人の中国人女性」を ”хоёр китаянка” хоёр=モンゴル語で「2(の)」、китаянка=ロシア語で「中国人女性」 と言っていました。また、「そして」や「しかし」などの接続詞はロシア語でした。 ロシア語の影響は強いようです。

・ブリヤート人って自分たちを何人と思っているの?
私自身も結構攻めた質問だと思っています。 とてもデリケートな問題なので気軽に聞いていいものではないことも分かっています。 しかし、これを知りたいと思ったのが留学する大きなきっかけとなったので、 出会ったブリヤート人の方々にたまに質問しています。 答えは人によりまちまちですが、今までに聞いたものは ・モンゴルとは全くべつの民族とは思わないが、少し異なったものと捉えている ・ロシア人かブリヤート人かと聞くと、ブリヤート人と答える (会話で「ロシア人」という言葉は、ロシアに住んでる人というよりスラブ系の人たちを指すことが多い) ・ブリヤート語を話せないのは残念に感じており、いつか学びたいと思っている …などのような意見でした。 ブリヤート人とブリヤートの文化について話すと、 彼らは自分たちの文化に誇りを持っているのだなあと感じることが多くあり なぜだか聞いている私も嬉しく思います。

以上が、留学して一ヶ月強の間に見聞きしたり、感じたことです。
9月に雪が降ったり、最近は5度を下回ることがほとんどで少し厳しい気候ではありますが、 楽しく暮らしています。 留学を終える来年2月までに、もっとブリヤートの歴史・文化について勉強したいと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。