先日元横綱朝青龍モンゴルに帰国した時の会見で日本マスコミの
誤通訳したと在日モンゴル人ら強く反論しています。

その代表的なのはモンゴル・ブフ・クラブ会長のメッセージです。

(下記の内容はモンゴル・ブフ・クラブより転載)

ある誤訳について / ボルドー

各位

  いかがお過ごしでしょうか。バー・ボルドーです。
  さて、大相撲の3月場所が始まりました。朝青龍がいなくて寂しい限りで、後半の取り組みだけ見ました。
  朝青龍といえば、11日の帰国でモンゴル国内で大フィーバーです。日本でいろいろ騒ぎを起こした大横綱をあれだけ歓迎するモンゴル国民はすばらしいですね。15歳で異国の地を踏み、厳しい稽古に耐えながら、歴史に名を残す大横綱になった英雄への感謝の気持ちが伝わってきます。
  しかし、記者会見で話したとされる「(相撲協会は)いろいろ要求があって気に入らなかった」という話は誤訳ですね。日本のメディアはこの言葉に噛み付き、また大騒動になっています。10月3日の断髪式を阻止しようとする動きさえ出てきています。本当にそうなれば、朝青龍が可愛そうですし、日本モンゴルの外交問題に発展するでしょう。
  先日某TV局で朝青龍会見を翻訳する機会があり、その誤訳に気づきました。TV局にはその表現を訂正するよう指摘しましたが、まだそのまま使い続けているようです。話がここまで大きくなってくれば、もはや訂正することはできないでしょうか。「いろいろな要求があった」のではなく、正しく概訳すれば「相撲協会はいろいろしきたりが厳しく、束縛が多かったので、(自分の性格からして)束縛され過ぎることがいやな場合もあった」(Denduu barigdaad ch yaahav zarim talaar durguitssen zuil baisan l daa)という意味でした。 つまり、大相撲が期待する横綱と朝青龍が思い描く横綱との間にずれがあったことを認め、「問題を乗り越えたかったが、乗り越えさせたくない一部の人もいた」(Davj garahiig bodson bolovch davj gargahgui talaas bodson humuus baisan)とも追加しています。これは、おそらく国際化を唱える大相撲の大きな課題であり、本来ならこうした問題を汲み取り、今後の問題解決のために生かすべきでしょう。それは協会批判として捉え、すぐに断髪式の中止に結びつけるのはいかがなものかと思います。
 会見で暴行事件は否定したが、その真相は当事者しかわからないので、今後の展開を見守るしかありません。しかし、会見で語った話はもっと正確に伝えるべきであり、真意を確かめないまま報道し、誤解を招くのはメディアそのものの信憑性と倫理性が疑われますし、モンゴル国民の感情を踏みにじる結果を生じかねません。
 国民的英雄を迎えるモンゴル国の映像をみなさんはどのようにごらんになりましたか。
  もう一つ、ウランバートルでの記者会見で日本人記者への応答を拒否したことも朝青龍批判の意味で大々的に報道されていますが、朝青龍は日本では引退会見はすでに終えており、今回はモンゴル国民に向けて心境を語るという設定ですので、そういう意味で正論ではないかと思います。逆に場違いの場所で日本の記者が登場したのは、朝青龍が応答拒否することを推知しながらの故意の行為であったのはまちがいありません。
 朝青龍は、日本の悪役とモンゴル国民の英雄という正反対のイメージをもって今後も注目されそうです。
 何がともあれ、誤訳は訂正すべきであります。

皆の議論を見たい方下記のBBSにアクセスして下さい。

在日モンゴル人自由談話室
http://www2.rocketbbs.com/11/bbs.cgi?id=mongol

これらのおかげで昨日の東京新聞・TVニュースにも誤訳と取り上げています。

私はこれをブログに掲載したのは真実を日本の皆さんに知って欲しかっただけです。
朝青龍FANの皆さん、今後も彼を応援して行きましょう。