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【ゴタル、どうしてますか?】

モンゴル西部、エルセンタサルハイでの乗馬ツアーを終えて帰国、旅の荷を解いている。

まるまる5年は馬に乗っていなかったけれど、履いていった乗馬用の短靴は、求めに応じてよく働いてくれた。


ところで、みなさんはモンゴルでの乗馬ツアーに参加して、どんな靴を履いて馬に乗っているだろうか?

ともに旅をした仲間たちに、乗馬は初めてという方がおり、靴ひもで締めるふつうのスニーカーを履いて馬に乗っていた。


これは、意外とあぶない。


たとえば馬が走っている最中に靴ひもがほどけたら、慣れない人ほどパニックになるだろう。

またわたし自身、靴ひもが足を支える鐙(あぶみ)に引っかかり、乗りつづけるにしても、あえて落ちるにしても危険な経験をした事がある。

ゆるゆるとあたりを散策する乗馬ハイキングなら構わないけれども、思いきり走りを楽しむようなら、ひものないブーツを履くべきだろう。


今回はツアーガイドがブリティッシュの乗馬にも通じていて、チャップスという、足首からふくらはぎを覆う革のすね当てを貸してくれた。

そのため、ひも靴を履いている人も、チャップスがうまく靴ひもを覆ったので、安全だった。


モンゴル語で靴をゴタル(Гутал)という。

伝統的なゴタルは、つま先が高く反りあがった丈夫な革製の乗馬ブーツだ。

ゴタルは馬の鐙にしっかりフィットし、かつ馬が暴走した時にはズルリと脱げやすく、あえて自分から落馬して危険を避けるのに便利にできている。

もちろん、靴ひもはない。


モンゴルで乗馬ツアーに参加される方は、ひものない短靴を履いていく事をお勧めする。

乗馬をしておられる方は、普段履きのできる短靴に、チャップスを別に持っていくとよいだろう。


モンゴル旅行体験談

寄稿 大道 卓矢 

街道をゆく 5 モンゴル紀行 (朝日文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞出版
2008-09-05